もしもゾンビが大量発生したらどうする?疫学的に正しい安全な避難場所を割り出した研究(米研究) (2/4ページ)

カラパイア



 この研究では、人口3億人のアメリカを舞台に、そこで暮らす人々が「人間」「感染者」「ゾンビ」「死んだソンビ」のいずれかの状態にあるものと仮定。

 ゾンビに噛まれると感染者となり、人間がゾンビを殺せば拡散は抑制されるという条件で、それぞれをランダムに接触させた場合、ゾンビがどのように広がるのかをシミュレーションした。

 そこから導き出された逃げるべき場所は、基本的に人口の少ない、街から離れたところだ。アメリカでゾンビが大発生したというのなら、モンタナ州やカナダの北ロッキー山脈が最適な避難場所となる。


・都市部にいたらあっという間にゾンビになっちゃうよ

 研究では、ニューヨークシティでゾンビのアウトブレイクが発生したと仮定したが、日本なら東京や大阪のような大都市を想定すればいいかもしれない。

 火葬の日本ではゾンビ出ないんじゃね? とかいう野暮はいいっこなしだ。そういうときはT-ウイルスのような、生きた人間がゾンビ化するような状況を想定してくれ。

 ゾンビは噛みつかれた場合に感染するとすると、人口が密集した場所では、すぐそばに人がいるために犠牲者はどんどん増え、ゾンビ禍が広がっていく。

 もし、人がごった返している東京の駅をゾンビが襲ったら? その結果、どれほどのゾンビが新たに誕生するか、簡単に想像できるだろう。ゆえに都市部の方が崩壊速度は早い。

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pixabay

・人口が少ないほど伝染速度は低下

 しかし、都市から離れた田舎ならば人が少ないために、ゾンビは噛みつく相手をなかなか見つけられない。そのために伝染の進行速度は低下する。

 また都市から距離があるならば、当然ゾンビが襲来するまでの時間は長くなる。それまでに十分対策を講じることができるかもしれない。
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