昨年１１月、ジャニーズＪｒ.内グループでもトップクラスの人気を誇った『Ｌｏｖｅ－ｔｕｎｅ』がグループを解散し、メンバー全員がジャニーズ事務所を退所すると発表。ファンを中心に大きな衝撃が走った。

「通常、ジャニーズ事務所は、Ｊｒ.メンバーに関しては退所しても“アナウンスしない”という慣例があります。Ｌｏｖｅ－ｔｕｎｅは、事務所公式サイト『ジャニーズジュニア情報局』を通じてメンバー全員の退所を発表しましたが、これは異例中の異例のことでした。

　それだけ人気のグループだったＬｏｖｅ－ｔｕｎｅの解散と退所の理由について、昨年１２月１日『週刊文春』（文藝春秋）のネット番組『直撃！週刊文春ライブ』が詳報。その原因は、事務所との契約書問題だったと伝えています」（芸能記者）

　昨年１月１０日に行われたジャニーズ事務所とジャニーズＪｒ.たちが契約書を取り交わすという説明会で、Ｌｏｖｅ－ｔｕｎｅのメンバー７人だけはその場で契約せず、「一度持ち帰ってゆっくり考えたい」と応じたという。しかし、これ以降、事務所からの冷遇が続き、Ｊｒ.内グループでも１～２位の人気だったにもかかわらず、露出が極端に減り、昨年末の解散と退所に至ったと、『週刊文春』では報じている。

　しかし、Ｌｏｖｅ－ｔｕｎｅとして活動してきた彼らが、『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』となり本格的に芸能活動を再開することが明らかになり、ファンからは歓喜の声が上がった。

『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』は、「Ｈａｐｐｙをみんなで作りあげていく」をモットーに、Ｌｏｖｅ－ｔｕｎｅとして活動していた、安井謙太郎（２８）、真田佑馬（２６）、諸星翔希（２４）、森田美勇人（２３）、萩谷慧悟（２２）、阿部顕嵐（２１）、長妻怜央（２１）の７人が１人も欠けることなく再集結したプロジェクト。

　今年４月１９日にはＴＯＫＹＯ　ＭＸで冠番組『イケダンＭＡＸ』がスタート。５月２２日にはプロジェクトが本格始動。

　６月１１日発売の『週刊女性』（主婦と生活社）では、誌面の前半後半、１６ページにわたってカラーグラビアで『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』を特集。この号の『週刊女性』をジャックするような勢いで掲載された。さらに８月２２日からは、東京・天王洲の銀河劇場を皮切りに、単独舞台『７ＯＲＤＥＲ』の上演も発表されている。

■初のファンミーティングは上海で開催！

「舞台のチケットは、一般発売直後に即完を記録。メンバーたちも喜びのコメントを出しました。さらに、東京公演では立見券、神戸公演ではカジュアルシートの追加抽選情報も発表されましたね。また、９月２７日から２９日までの３日間、中国・上海虹橋芸術センターにおいて『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ　ファンミーティング　ｉｎ　Ｓｈａｎｇｈａｉ』が実施されることも明らかになりました」（前出の芸能記者）

　初のファンミーティングが海外での開催ということで、日本のファンだけでなく、中国のファンからも「美勇人とハギに会うために四川から向かう」「上海に会いに行かなきゃ！　神様、台湾にはいつ来てくれるんでしょうか？」といった声が上がっている。

「すでに中国版ツイッターである『微博（Ｗｅｉｂｏ）」にもメンバーのコメントが掲載されました。上海でのファンミーティングは、ＶＩＰ席が１万６０００円、一般席が９５００円とかなり高額ですが、こちらもすぐに売り切れになることが予想されます。

　最近は、大手事務所を辞めても、テレビ以外にＹｏｕＴｕｂｅやＳＮＳなど、さまざまなメディアで情報発信ができ、『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』は、すぐに多くの地上波番組に出られないとしても、ネット番組、舞台、出版などでも活躍していけるのではないかと。ジャニーズ事務所退所後はメンバーそれぞれがインスタグラムなどのＳＮＳを開設し、『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』の公式ツイッターのフォロワー数はすでに１０５万に達していますから驚きですよ。また、今後は地上波のテレビ番組にも露出を増やすことが予想されます」（芸能プロ関係者）

　７月１７日、ジャニーズ事務所が元ＳＭＡＰで、現在は『新しい地図』として活動する稲垣吾郎（４５）、草なぎ剛（４５）、香取慎吾（４２）を出演させないように、テレビ局に圧力をかけ、公正取引委員会に注意を受けていたという報道があった。

「テレビ局は今後、公正さをアピールするために『新しい地図』の３人を積極的にテレビ番組に出演させることが予想されます。『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』も同じようにテレビに出演するようになるのではないでしょうか。

『新しい地図』の３人もジャニーズ事務所退所後はＳＮＳやＹｏｕＴｕｂｅなど、ウェブでの展開を進め、活躍していました。ジャニーズ事務所も最近になってようやくウェブ展開を始めましたが、ずいぶんと遅れをとっているという印象です」（前出の芸能プロ関係者）

■滝沢プロデュース『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』の展開は…？

　昨年１０月、「ジャニーズをデジタルに放つ新世代。」というコピーとともにＳｉｘＴＯＮＥＳの巨大ポスターが都内の主要駅に貼り出された。ジャニーズはこれまでウェブでの展開に消極的で、タレントの写真をホームページに掲載することも禁止してきた。しかし、ようやく昨年３月にＹｏｕＴｕｂｅ公式チャンネル『ジャニーズＪｒ.チャンネル』を開設。デジタルでの展開もスタートさせた。

「５月１６日、山下智久（３４）がジャニーズタレントとして初めて公式インスタグラムを開設しましたが、これは異例のこと。すでにフォロワー数は３４０万を突破しています。それだけファンはジャニーズタレントたちのＳＮＳ展開を求めていたということです。

　ジャニーズは今後、ウェブプロモーションの経験者などを起用して、積極的に展開を進めていくことが予想されますが、その旗頭となるのが、滝沢秀明（３７）が注力するジャニーズＪｒ.内の人気ユニット『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』です。しかし、『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』はグループの公式ＳＮＳやメンバーのＳＮＳアカウントも開設しておらず、ウェブ展開において『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』の後塵を拝している印象です。『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』は世界進出も視野に入れているということですが、こちらも『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』が先行するかたちとなりましたね」（広告代理店関係者）

　新たな展開でファンを次々と獲得する『７ＯＲＤＥＲ　ｐｒｏｊｅｃｔ』。滝沢が推す『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』は、彼ら以上の活躍をすることができるのだろうか!?