加藤浩次「突如トーンダウン」の裏に「紳助激怒」と『スッキリ』の未来

日刊大衆

加藤浩次「突如トーンダウン」の裏に「紳助激怒」と『スッキリ』の未来

 7月20日、“闇営業”問題の謝罪会見を行った、雨上がり決死隊宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)。22日には所属事務所も会見を開き、「2人の処分撤回」を明言したものの、騒動はいまだに収束の兆しが見えてこない。

 宮迫と亮の会見、所属事務所側の会見を受け、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でMCを務める極楽とんぼ加藤浩次(50)は、「経営陣が変わらなければ事務所を辞める」と発言。

 7月23日夜には、加藤と会社側で緊急会談が持たれたものの、話し合いは平行線のまま終わり、24日放送の『スッキリ』では、加藤が今後も会社側と話し合いを継続することを明言した。

「7月28日には『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したダウンタウン松本人志(55)が、加藤と頻繁に電話で話をしていること、『スッキリ』への出演を申し出ていたことも明らかにしました。そんな加藤は当初、自分自身の進退についてはすでに決まっているとも話していましたが、ここにきて当初の勢いがトーンダウンしているように感じますね」(ワイドショー関係者)

 29日放送の『スッキリ』の占いコーナーで「迷ったときは無難な選択をしてください」とアドバイスされ、加藤が「そうだね。俺も無難にいくか」とつぶやいたことも話題となった。

「この日の『スッキリ』では一連の騒動に触れもしませんでした。加藤がトーンダウンしているのには、松本と電話で話したこともあるでしょうが、それ以外に2つの理由があると聞こえてきています。1つは島田紳助氏(63)が加藤に対して激怒していることです」(スポーツ紙記者)

 2011年に芸能界を引退した紳助氏は、今回の騒動を受けて会社側に宮迫を辞めさせないよう連絡を入れたという。また、『週刊文春』(文藝春秋)をはじめ、多数のマスコミの取材に応じ、会社の体制や松本の言動などについて自身の見解を語っている。

「さらに紳助氏は、7月25日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、カメラを回さないことを条件に取材に応じ、“(明石家さんまに)連絡しました。8年ぶりぐらい。あいつもみんなもそうですよ。これは一大事だと思うから、知らん顔したらあかんと思って”と、今回の騒動について自分ができる範囲で尽力するという意思を語りました。

 続けて、自らの退社をかけて経営陣の辞任を要求している加藤に対しては、“宮迫とは別の問題だし、円満になってくれたらいいなと思っててね。皆それを願ってて、吉本も、力のある人たちが動いてくれるのは嬉しいね”とコメントを残したんです。そのまま受け取れば、加藤にも感謝しているようにも思えます。ただ今回、紳助氏を取材した記者は、彼から一様に同じ印象を受けた、と話しているそうです。それは、“紳助氏は加藤に対して怒っている”ということ。紳助氏が加藤のことを聞かれ語った“別の問題”という部分でしょうね……」(前出のスポーツ紙記者)

■積年の個人的感情を『スッキリ』で爆発させた!?

 紳助氏が加藤に怒っている理由は、彼の「キャスターとしての姿勢」に対してなのではないかと言われている。

「今回、加藤が会社にキレている背景としてささやかれているのは、若手時代に会社から冷遇されたこと、相方の山本圭壱(51)が不祥事を起こして以降、加藤が何度会社に山本の復帰を懇願しても相手にされず、実際に復帰するまで10年もの歳月がかかったことなどが重なった“怒り”です。それを今回の闇営業騒動に絡めて、自身がメインキャスターを務める番組『スッキリ』(日本テレビ系)で個人的な意見を表明してしまった。これは“番組の私物化”、“公共の電波を個人的に使った”と、とらえられても仕方ありません。

 紳助氏は1990年から2004年まで、硬派な報道番組として知られる『サンデープロジェクト』(テレビ朝日系)でキャスターを務めていました。キャスター就任当初は慣れない報道番組ということで、相当苦労して勉強にも励んだといいます。特に報道番組のキャスターをやるにあたって、“中立性”にはかなり配慮した言動で番組を回し、バラエティ番組で見せる調子の良さは皆無でした。しかし、加藤は冷静さを欠いたまま中立性を無視し、個人的な思いを長々と語るという、キャスターとしての倫理に反することをやってしまった。紳助氏はそうしたことが許せないのではないでしょうか」(前同)

 もう1つ、加藤がトーンダウンしている理由は『スッキリ』が今後、方向転換を迫られる可能性があるためだという。

「『スッキリ』は、同時間帯の『羽鳥慎一モーニングショー』に長年視聴率で負けていて、『とくダネ!』(フジテレビ系)と2、3位争いをしていましたが、これ以上、上がり目がないと、番組打ち切りの話もたびたび出ていました。ところが今回、加藤の発言以降、特需とはいえ平均視聴率が10%を超え、24日の放送では瞬間最高視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。今回注目を集め数字を伸ばしたことで、『スッキリ』は9月の番組改編期も安泰です。ただ、今回の加藤の暴走に、“改編を前に、視聴率を取ってギャラアップの交渉をしたいんじゃないか!?”なんて、揶揄(やゆ)する声も出ているほどです。

 また、紳助氏も怒っているとされるように、加藤がキャスターとしてバランスを欠いたことを言ってしまったことを疑問視する視聴者も数多いといいます」(制作会社関係者)

 加藤がコメンテーターとして出演していたならば好きなことを言っても構わないが、MCを任されている番組では問題のある発言だったと、非難の声を上げた識者も多い。

 7月29日、日本テレビの小杉善信社長が定例会見を行い、「MCの加藤浩次さんの発言については、賛否さまざまな意見をいただいております。それについての考え方を公表するというのは控えたい」と話している。

「小杉社長の会見からも分かるように、加藤に対して、さまざまな意見が日テレに寄せられているようです。小杉社長は、加藤の番組降板については考えていないということですが、10月の改編以降、今回の暴走の件で、何か番組に影響が出るのかもしれない。せっかく番組が存続したのに、風当たりが強まることも予想されます。事は加藤1人にとどまらず、番組全体に及ぶ可能性もありますからね。日テレ上層部や視聴者からの批判の声が、加藤のトーンダウンにつながっているのかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 大物OBの島田紳助氏の怒り、そして『スッキリ』の今後を危惧して加藤は意気消沈している?

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