チコちゃんだけじゃなく所も…フジが断っちゃったあの「超人気番組」
- タグ:
-
所ジョージ
「10月の番組改編では民放各局が、NHKの『チコちゃん』包囲網を敷くことになります」
そう話すのは制作会社関係者。
テレビ朝日は10月の改編で、32年間にわたり金曜日20時に放送していた『ミュージックステーション』を21時に移動させ、20時には『マツコ&有吉 かりそめ天国』(現在は水曜23時20分~)を昇格させることが明らかになった。また、日本テレビもバナナマンが司会を務める『沸騰ワード10』を、19時から20時に移動するという。
「同時間帯、TBSでは安住紳一郎アナウンサー(45)司会の『ぴったんこカン・カン』が、そしてNHKでは『チコちゃんに叱られる!』が放送されています。『チコちゃん』は、昨年4月にレギュラー化。平均視聴率15%超えは当たり前で、土曜日の朝8時15分からの再放送でさえ15%を超えてくるモンスター番組です。また、“ボーっと生きてんじゃねーよ!”というセリフは、新語・流行語大賞トップテンにも選出され、『チコちゃん』は2018年を代表するコンテンツといっていいでしょう。
ただ、もともと『チコちゃん』は、フジテレビ子会社の共同テレビからフジテレビに持ち込まれた企画でした。ところがフジは、“こんなの当たらない”と何度も企画書をボツにしたそうで、それでNHKに持ち込み直したところ“一発OK”だったそうです。『チコちゃん』をボツにしたフジテレビ関係者は今、砂をかむような思いでいるでしょうね」(前出の制作会社関係者)
だが、フジテレビが逃した人気コンテンツは『チコちゃん』だけにとどまらないと、フジ関係者は口を開く。
「実は現在、テレビ朝日で放送されている『ポツンと一軒家』(日曜19時58分~)も、もともとは制作会社からフジテレビに持ち込まれた企画なんです。しかし、フジテレビの編成は、この企画もやはり“つまらない”と、はじき返してしまったといいます。
『ポツンと』は、今や放送すれば、視聴率20%を超える超人気番組に成長しました。かつて日曜20時台の王者として君臨していた、日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』も、現在では『ポツンと』の後塵を拝しています。フジテレビ内部からも“『チコちゃん』に続き、『ポツンと』まで逃すなんて、ありえない”と、批判の声が出ています。
これまでフジテレビの編成は、現場を知らない人で固められていました。しかし、最近の人事異動で一新。現場からのたたき上げの局員が大半を占めるようになり、今後、フジテレビの編成も大きく変わっていくということです。今後は絶対に、『チコちゃん』や『ポツンと』といったドル箱コンテンツを逃すような事態は避けらなければいけませんよね……」(前出のフジ関係者)
フジテレビ編成部にはこれ以上「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と、思われない番組作りを期待したい!