ジャニーズ事務所社長であるジャニー喜多川氏の逝去や、ジャニーズ事務所から元ＳＭＡＰ３人への圧力報道。さらには２０２０年いっぱいでの嵐の活動休止や関ジャニ∞の活動休止報道などなど……。

　カリスマプロデューサーであるジャニー氏の逝去、嵐の活動休止を前に、転換が迫られているジャニーズ。今回も前回から引き続き、テレビ・雑誌で活躍する芸能レポーター、ワイドショーディレクター、ワイドショープロデューサーの３人に集まっていただき、上半期に起きたジャニーズ関連のニュースについて語ってもらった。

■元ＳＭＡＰ中居もジャニーズ事務所の圧力を問題視？

「闇営業問題のときにも少し触れたけど、雨上がり決死隊の宮迫博之（４９）とロンドンブーツ１号２号の田村亮（４７）の会見で、騒動が再燃して、胸をなでおろしているのはジャニーズ事務所だろうね」（ワイドショーディレクター）

「７月１７日に、ジャニーズ事務所が元ＳＭＡＰの３人、稲垣吾郎（４５）、草なぎ剛（４５）、香取慎吾（４２）を出演させないようテレビ局に圧力をかけたとして、公正取引委員会に注意を受けていたと報道がありましたが、その３日後に行われた宮迫と亮の会見で、公取委の件は吹っ飛びましたもんね」（ワイドショープロデューサー）

「元ＳＭＡＰの中居正広がＭＣを務める、『中居正広のニュースな会』（テレビ朝日系）の７月２７日放送回では、社会学者の古市憲寿（３４）が出演して、闇営業問題について取り上げました。

　古市は“芸能事務所を辞めた人が干す、干されるというのは昔からあった話。芸能事務所だけでなく、テレビ局、メディアを含めて全部を変えていかないといけない”と、宮迫の事務所だけでなく、ジャニーズ事務所も糾弾するコメントを出して話題になりましたよね」（芸能レポーター）

「中居も古市のコメントに対し、大きくうなずいていましたもんね。この週、古市と中居は４度も会っていたといいます。中居の口からはジャニーズ事務所を批判することができないため、古市が中居の意を汲んでコメントした、という見方も一部ではあるようです」（ワイドショープロデューサー）

「そんな中居ですが、ジャニーさんが病院に搬送された際には滝沢秀明（３７）から連絡を受け、すぐに駆けつけたという報道がありましたが、正確には少し違ったみたいですね」（芸能レポーター）

　７月１４日放送の『サンデーＬＩＶＥ!!』（テレビ朝日系）で、ＭＣの東山紀之（５２）が、ジャニー氏が倒れた日の様子を語っている。

　ジャニー氏が倒れたという報道が出て、一番に中居から電話があり「病院の近くで待ってていいですか？」と聞かれたため、「それなら来い」と、東山が中居を病院に呼んだことが明らかになった。

「中居は、まだジャニーさんが怖かった時代に、つきっきりでレッスンをしてもらった恩義がありますからね。それに中居のトークの才能をいち早く見出したのもジャニーさんです」（ワイドショープロデューサー）

「でも、ジャニーさんが亡くなって２日後の７月１１日に、ほとんどのジャニーズタレントが追悼メッセージを出す中、中居は追悼メッセージを出さなかったよね。さらに７月１２日に行われた『家族葬』にも参列することはなかった」（ワイドショーディレクター）

「それは中居が、“その他大勢になりたくなかった”からだと聞こえてきています。人生の恩人であるジャニーさんの死について、自分の口から語りたかったのでしょう。事実、７月１３日放送の『ニュースな会』で、ジャニーさんへの思いを語っています」（芸能レポーター）

■『新しい地図』の稲垣は以前よりも輝いている

「７月１９日には、『新しい地図』の３人も、連名でジャニーさんへの追悼文を発表しています。９月４日に執り行われるとされている『お別れ会』には、家族葬に参加しなかった中居や、『新しい地図』の３人も参加するのでは、と言われていますから、今から注目ですね」（ワイドショープロデューサー）

「ぜひ木村拓哉（４６）も来て、ＳＭＡＰが集結してほしい！　来ないか（笑）。それにしても、ジャニーズ事務所に対し、公取委から注意が入ったことで、今後は『新しい地図』が地上波のテレビ番組で見られる機会も増えることになるだろうね。それで、ＳＭＡＰ解散後、『新しい地図』として活動していく中で、一番変わったのが稲垣だよね。ＳＭＡＰ時代、記者会見などでは、まず中居が話して、その後に木村や香取にコメントを求める、ということが多かったから、彼の活躍の場が少なかった」（ワイドショーディレクター）

「確かに（笑）。草なぎは『ぷっすま』（テレビ朝日系）とかのバラエティ番組もやっていたから、使えるコメントを出すこともあったけど、まず稲垣にコメントを求めることはなかったですね」（ワイドショープロデューサー）

「ところが３人になり、ピンで会見に臨む機会も増えた。そのため、“しゃべる必要に迫られて”マスコミの取材への対応力も上がってきている」（ワイドショーディレクター）

「分かります！　しゃべりも上達していると思うし、心なしか前よりもかっこよくなったし、輝いて見えますね。そして、元ＳＭＡＰじゃなく元ＫＡＴーＴＵＮになりますが、改めてやっぱりかっこいいなと思ったのは赤西仁（３４）ですよ。あの公取委の報道後のコメント、視聴者の多くが思っていることでしたからね」（芸能レポーター）

　７月１８日、赤西は自身のツイッターを更新し、「こうゆうのが蔓延ってるから日本のエンタメがどんどんつまらなくなっていくの。日本ＴＶの作品もずっと同じクオリティでぐるぐる。でも“圧力をかけている”という風に見えないように忖度を自主的にさせるように仕向けてたとしても、ちゃんと独禁法にひっかかるのだろうか？　＃忖度沢山　＃才能が育たない」（原文ママ）と投稿した。

「ジャニーズ事務所を辞めた『新しい地図』や赤西、渋谷すばる（３７）といったタレントたちも、今後、地上波テレビでも活躍できるような環境になるといいよね」（ワイドショーディレクター）

　次回は「闇営業」と「ジャニーズ」以外の芸能ニュースを３人に語ってもらう。