「松井と高橋」VS「原と阿部」!巨人軍次期監督サバイバル戦 (3/3ページ)

日刊大衆

 アナウンサーに、“監督就任1年目の2016年、臨時コーチとしてキャンプに松井氏を呼んだこと”を聞かれた由伸氏は、「その指導もあって、坂本がその年、首位打者取ったり、ホントに岡本(和真)も成長して4番になりましたからね」と松井氏を称賛。

「他にも由伸は、小林誠司、岡本、吉川尚輝といった若手を見てほしい、と松井に頼んでいたことを明かしました。吉川は現在、腰を痛めてファームで調整中ですが、今季開幕から目覚ましい働きを見せていましたから、松井の指導手腕を絶賛していたわけです」(民放スポーツ記者)

 一方の松井氏も、「こうやって、彼の使っていた選手が躍動してるわけですから。それはもう由伸の功績だと思います」と、今季の原巨人の好調ぶりは、由伸監督時代の功績だと盟友を援護。

「一匹狼として有名だったあの松井が、“由伸はプライベートでも友人”と明言するほど両者の絆は固い。そもそも、松井がライバルと認めた唯一の存在が由伸ですからね。片や高卒で片や大卒、同世代でお互いがリスペクトしていることから、2人を“第二のON”と呼ぶ人もいますよ」(専門誌記者)

■ダブル解説が呼んだ波紋

 このダブル解説の波紋は大きかった。「松井がついに“やる気”になった」と、関係者の間に激震が走ったのだ。松井氏の真意を知るべく、ネット裏では各社の記者が慌ただしく動き回っていたという。

「野球教室やテレビの収録で日本に来ても、“僕は解説に向かないから”とテレビやスポーツ紙の解説を断りまくっていた松井だけに、由伸とのダブル解説を引き受けたのは、“なぜ?”と話題になっていましたね」(前同)

 前出の民放スポーツ記者が解説する。「松井が監督オファーを断ってきたのは周知の事実。原監督が辞めた2015年にも、読売首脳がNYの松井のもとを極秘裏に訪れ、監督就任を打診しています。しかし、松井は首をタテに振らず、その結果、現役を続行するはずだった由伸が監督になった。それを松井は負い目に感じているんですよ」

 不本意な状態で監督を引き継いだ由伸氏は、3年間優勝できずに退任。親友を窮地に追い込んだ松井氏が、今度は男を見せるという。

「このまま原監督から阿部慎之助という流れになれば、由伸にチャンスが回ってくる可能性はゼロに近い。それならば、乾坤一擲、松井自身が監督に就任し、由伸をヘッドに起用して“自分の次は由伸”と宣言すれば、親友を再び監督に就けることができる。そう松井が考えたとしても不思議はありませんよ」(前同)

 全権監督・原がすべてを手中に入れるのか、それとも“松井と由伸”が新たな未来を切り開くのか。この続きは9月9日発売の『週刊大衆』で。

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