「本気でバカなことをやる」がモットー。『大阪大学コウメ太夫研究会』 (4/8ページ)
その結果として、「大学に入って自由になったら、バカバカしいことを真剣にやるぞ」とずっと考えていました。
――それがコウメ太夫さんの研究であると。
御樹原さん そうなりますね。ただ、ずっと考えていた「大学でやるバカバカしいこと」とコウメ氏の研究はすぐには結び付きませんでした。
最初は「壁に貼った50音表にダーツを投げて当たった文字を原稿用紙に書いていき、出来上がった意味不明な文字列を製本する」など、いろいろと考えていたのですけど、「なんか違うよなー」と思っていました。
――そのときはコウメ太夫さんのことは頭になかったのですか?
御樹原さん 「大学でやるバカバカしいこと」を考えていたのが受験生のころだったので、Twitterを見る頻度も減り、先述のコウメ氏にリプライを送るアカウントもめっきり見なくなっていました。
でも、あるときにふと思い出して、メインで使っていたTwitterアカウントで「コウメ太夫は哲学なんだよな」とツイートをしました。そしたら共感してくれる人がいて、それが今私が「共同設立者」と呼んでいる人なのですが、すっかり彼と意気投合して、しかも志望校も同じだったので「もうこれはコウメ太夫研究会を作るしかない」となりました。
そのときにようやく「大学でやるバカバカしいこと」と「コウメ氏の研究」がつながったんですね。
――共同設立者の賛同がなければサークルは生まれていなかったかもしれませんね。
精選した「まいチク」をメンバーで評価――現在は何人で活動をされているのでしょうか。
御樹原さん 私を含めて8人を正式な会員としています。全員が1回生で、恐らくこれからもう少し増えると思います。正直なところ、こんな訳の分からないサークルに参加しようという人が現れると思っていなかったので本当に驚いています。