埼玉県民のトラウマ? 謎のカッパ看板「このへんはこわいぞ」の歴史を追った (2/2ページ)
そして注目を集める要因である直接的なデザインについて聞くと、
「わからないところではあるのですが、一説によると警察や防犯協会のデザインをつかったものではないかと」
と担当者。注目されたのはネットが普及した最近のことであり、詳しい情報も残っていなさそうだ。
「このへんはこわいぞ」看板
設置場所についても見沼代用水、県内の埼玉用水路、群馬の邑楽用水路の3つが当初設置された場所であるという。しかし、担当者によると「古いものですから、壊れてしまったものも...」と話しており、この3つの用水路で残っている場所であれば見られる。
ふらりと立ち寄ってすぐに発見できた筆者はラッキーだったのか――。
柴山伏越にあった地図。赤丸で囲んだのが、埼玉用水路と邑楽用水路
ツイッターにはデザインが気に入りすぎたのか、看板のイラストと文字を使ったTシャツを作る熱狂的なファンまでいる。
既に50年近い年月、屋外に設置されているため、いつの日か全てが壊れてしまってもおかしくない。
近くに見沼代用水や埼玉用水路、邑楽用水路がある方は形がある今のうちに探してみてはいかがだろうか。