日本ハム・栗山監督、来期の続投は決まっていない? 退任なら中田、斎藤佑ら既存戦力への影響も必至か (2/2ページ)
『試合に出してもらえる』という喜びが彼の打撃力をもっと高めるでしょう」
宇佐見が一塁手としてだけではなく、指名打者枠の争いでも名乗りを挙げてきそうだ。
もっとも、こんな意見も聞かれた。
「栗山監督は昨年オフ、契約任期を1年延長しました。進退について、球団は『シーズン終了後』という曖昧な言い方です(9月6日の発言)。もし下位低迷の責任を負うことになったら、チームは大きく変わるでしょう」(前出・球界関係者)
中田は好不調の波も大きく、清宮は一軍戦力として試合に出続ける体力がまだない。宇佐見に関する起用法も新監督に引き継がれるとは限らない。見方を変えると、日本ハムの主力は、栗山監督だから最大限のチャンスをもらってきた選手ばかりだ。斎藤佑樹も復活を信じてもらえないだろう。
「栗山監督の去就を理由に、中田がFA権を行使しないとも限りません」(前出・同)
指揮官が代わって、チャンスをもらう選手いれば、その反対もある。日本ハムがオフの主役になる可能性も高い。(スポーツライター・飯山満)