性欲には勝てず…戦国時代、大阪の陣でとんでもないことをやらかした薄田兼相のエピソード (3/3ページ)

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後藤又兵衛/Wikipediaより

ここで兼相は潔く散る覚悟を決め、味方が退却している最中30人の手勢で伊達政宗や水野勝成に立ち向かいます。

伊達政宗像/Wikipediaより

乱戦の中、兼相は馬上で大太刀を振るい討ち死にしました。この奮戦によって兼相の汚名は返上されることになりました。

狒々を討伐した伝承も…

兼相は前半生が不明な点が多いので、前身が岩見重太郎(いわみじゅうたろう)とされています。重太郎は妖怪 狒々を退治したことで知られています。

 『今昔画図続百鬼』より「狒々」/Wikipediaより

この話は重太郎が信州に来た時、風水害と流行り病で苦しむ村を見つけたことから始まります。

その村では娘を生贄にして風水害と流行り病の流行を止めていることに対して、重太郎は疑問に思います。

重太郎は「神は人を救うものだ」と言うと自らが生贄を入れる用の辛櫃(からひつ)に入り、やってきた狒々を討伐していました。

最後に

どんな人でもやってはいけないところでやらかしてしまうと汚名は避けられないのは事実です。特に兼相はやらかしの度合いが全く違いますね。

しかし、ここぞというところで汚名を返上すべく奮戦し討ち死にした姿はどうしてもカッコいいと思ってしまいますね。

参考:長谷川ヨシテル『ポンコツ武将伝』

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