でも神谷さんから「今回、自分は違う役で出るから、冴羽獠は山ちゃんに任せた！」とおしゃっていただきました。それでも悩みましたが、僕を育ててくれた作品ですし、アニメシリーズの現場で神谷さんが演じているのをそばで見てきました。とにかく憧れて、収録後、家に帰って神谷さんが演じる獠の真似をしていたほど。他の人がやるなら…とご依頼を受けました。でも今でもプレッシャーはあります。本作は底抜けに楽しくて、アクションもかっこいい。想像を遥かに超えて面白いです！画面から原作をリスペクトしていることがすごく伝わってきました。吹替ですので、オリジナルの俳優のセリフを日本語で再現することを意識しましたが、神谷さんが演じていた雰囲気を少しでも出せればなと考えながら演じさせていただきました。

シティハンターのアニメシリーズで冴羽獠役を務める神谷明さんが、吹替版も担当するのかが注目されていましたが、今回、神谷明さんは実写作品であることからこれを自体。

山寺さんにとっても「神谷明さんの冴羽獠」は特別な存在だったため、出演をためらっていたそうですが、山寺さんの背中を押したのが神谷明さんなんだそうです。

神谷明さん　コメント

山ちゃんにオファーがいったと聞いて「よし！」と思いました。＜プライベート・アイズ＞の打ち上げで話した際、僕に遠慮しているように感じたので「山ちゃん頼むよ」とお願いしました。アニメ版『アラジン』でテレビシリーズ合わせて100本以上ご一緒しましたが、自在に様々なキャラクターを演じられる人は、吹替の長い歴史を振り返っても山ちゃんしかいない。僕が太鼓判を押します。山ちゃんなら、フィリップ・ラショーが演じる冴羽獠を立派に演じて頂けると思っています。そして、監督の原作愛は本物。ファンもすんなりと映画が描く「シティーハンター」の世界に飛び込めるはず。安心して観てほしいと思います。

そしてなんと、本作を気に入った神谷明さんとアニメシリーズで槇村香役を務める伊倉一恵さんが、スペシャルゲストとして別の役で本作に出演することが決定しました。