追悼・安部譲二「場外乱闘」5番勝負(2)芸能史の謎に塀の中で肉薄 (2/2ページ)
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追悼
岡田 もう、あの時はほんとにショックで、絶対に芸能界を辞めてやろうとか、いろいろ悩んだんです。
安部 あなたのあったひどい目の8倍くらいはやっつけてやったけど、やつも必死だから、オレも手をかまれたんだよ。
岡田 えっ、そんな。
安部 あの野郎、かみつきやがって。だからあいつは犬歯が1本ねえはずだよ。手に食い込んで取れちゃったんだから。もう、傷は癒えたよね。
岡田 はい。安部さんにそう言っていただいたら、もう怖いものなしです(笑)。
岡田は対談の直後、安部へのお礼として原作映画「塀の中のプレイ・ボール」(87年、松竹)への出演を決めている。安部にとって「女神」と呼ぶほど憧れの美女に対し、いつになく上ずった対談だったという。