少しずつ彼と、「沈黙」も楽しめるふたりになれるように (2/2ページ)

ハウコレ

まさに”ローコンテクスト”で、この作業は、はっきりいってとてもストレスなんです。だから飲み会が終わったら彼氏に会いに行ったり、電話をしたりして、”ツーカー”の会話をして、なんでもすぐに伝わる快感を味わって、そして癒されたくなる。

そういう関係を築くことができると、お互いがお互いにとって、家族のような”帰りたくなる場所”になっていく。だから、沈黙を楽しむことができるカップルは、すごく強い。

■嫌と言うほど、相手の気持ちをインプット

ハイコンテクストの関係を築くために必要なものは何か。幸いにも、この答えはもう決まっています。

それは、お互いの共通認識です。「この人なら、こういうタイミングではこういう感情になっているはず」もっと具体的には「この人が寝転がってYouTube見てるときにはきっとご機嫌なはず」「家に帰ってきてすぐにトイレに行くのは、機嫌が悪い証拠」「落ち込んでるときは布団にくるまってる」とか、こういうことが一つずつわかってくるようになると、それはハイコンテクストへの階段を一歩一歩登っているということ。

そしてそのためには、当然ですが、ふたりの間でたくさん会話をしなくちゃいけません。ポジティブな楽しいコミュニケーションだけじゃなくて、ときにはケンカみたいなネガティブなものも経験して、相手の出方をなるべくたくさん知って、「こういうときはこういう気持ち」のストックを溜めていく。

どんなカップルでも、年月が経つと、「好き」という感情が穏やかになってきますよね。はっきり言うと、付き合いたての頃の燃えるような愛情は、鎮火してきます。そうなったときに、その穴を埋める”ハイコンテクストの気持ち良さ”がないと、ただ単に、冷めて、飽きて、別れてしまう。

だから、このプロセスを欠いたまま、年月だけを重ねてしまったカップル、例えば、毎回同じような場所で、同じようなことしかしていないカップル、ケンカになってもろくに話し合わないなど、面倒なことから避けてきたカップル、そして、(ギクっとしてしまう人もいるかもしれませんが)ぶっちゃけ、彼と会ってエッチして寝て、しかしていないカップル。こういうカップルが一緒にいられるのは、ひょっとしたら、相手のことが好きで好きでたまらない今の時期だけかもしれません。

「相手のことを知る」「自分のことを知ってもらう」ということはとても重要なのはみなさんご存知でしょうが、これを、こういう角度からわかっておくことも大切だと思って、紹介させていただきました。(遣水あかり/ライター)

(ハウコレ編集部)

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