人差し指でカンタン老眼チェック! プロが教える快眼の秘訣

日刊大衆

写真はイメージです
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 人生を楽しむためには、眼が健康であることがとても大切。眼年齢を維持して人生100年時代を大いに楽しもう!

 人生100年といわれる昨今。誰もが生涯現役でいたいと願っているはず。そこで何より重要なのは健康。中でも、眼の健康は日々の生活を送るうえで、最も大事だ。映画や読書に旅行――何をするにしても、眼がよく見えなければ、どれも楽しめない。「現代の生活は、スマホにパソコンと、何かと眼を酷使しがちです。だからこそ、いかに眼をりつつ長持ちさせるかが大切なんです」

 そう教えてくれたのは、全国に『メガネスーパー』を展開する株式会社ビジョナリーホールディングスのアイケア事業本部の吉野正夫氏だ。メガネスーパーは眼の健康寿命を延ばすために“眼年齢”や“眼体力”を測定できるトータルアイ検査や、疲れた眼を癒すリラクゼーションサービスを導入。大きな話題となった。「視力を調べるだけでは、眼を長持ちさせられません。眼の調節力の衰えからくる老眼の進行具合を示す“眼年齢”や、左右の眼の見え方、夜間視力、色の見え方など眼の能力を示す“眼体力”など、細かな眼の状態を知ることが大切です。自分のメガネが本当に自分に合っているかなども調べてほしいですね。まずは、眼年齢が示す“老眼”とのつきあい方が眼の健康寿命を延ばす第一歩となります」(吉野氏=以下同)

 では、自分の眼年齢を知るにはどうすればいいか?「遠くはある程度よく見える状態で、目の前に人差し指をかざして、だんだん遠ざけます。そのときに、指先の指紋がはっきり見えた位置を近点と言います。この近点からだいたいの眼年齢が分かります。一般的には近点が30センチ以上離れると老眼が始まっていると考えていいでしょう」

 読者の皆さんの中には、まだまだ老眼鏡などに頼らなくても大丈夫、と思っている人もいるだろう。しかし、老眼が始まったら、無理をせず老眼鏡を作ったほうがいいという。「見えない状態で無理にピントを合わせようとすると、かえって眼に負担を与えます。老眼は、遅かれ早かれ誰にでも訪れ進行していきます。“見にくいな”と感じたら、早めに老眼鏡を作ったほうが眼への負担は格段に減るでしょうね」

 最近では、至近距離でスマートフォンの小さな画面を見続け眼を酷使したために、ピント調節機能が衰えてくるケースも増えているという。

■老眼の進行を遅らせることは可能

 そんな時代だからこそ、眼のトレーニングとケアが必要不可欠なのだ。

「老眼になることは避けられませんが、老眼の進行を遅らせることは可能です。まず、近視、遠視の人はメガネやコンタクトで、きちんと遠くが見える状態にして、視覚機能を向上させるトレーニングを行えば、眼球を動かす筋肉が鍛えられます。毎日、時間があるときに、これを行えば、眼年齢、眼体力の維持、もしくは改善することができるはず」

 さらに、眼を休めたりケアすることも、必須だと語る。

「スマホやパソコンを使ったときは、こまめに眼を休めること。そして、十分な睡眠を取ることは眼の健康維持には大切なことです。眼を酷使したときには、寝る前に、眼の上に温めたタオルなどを乗せるのもいいですね。これは眼周辺のコリをほぐし、血行をよくする効果があります。そしてメガネやコンタクトなどの視力矯正機具を使っている人は、1年に1回くらいは眼科や技術の高いメガネ店などで、現在の自分の眼に合っているかどうかを調べましょう。合っていないものを使っていると、眼の負担が増えますし、老眼の進行を早めたりすることもあります。あとは眼の検査に行くときは、朝がオススメですね。眼は朝が最もフレッシュな状態。検査でも一番、正確な数値が出るはずです」

 老後を楽しむためには、まずは健康な眼があってこそ。

 死ぬまでよく見たいなら、トレーニングとケアをお忘れなく!

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