悪い男がやりがちな「運命感」の演出とは (2/3ページ)
うん、もしかして本当に、これが彼の言う“運命”みたいなもので、このタイミングを逃すと──
ダウト!
お嬢さん。それが悪い男のブラック恋愛術なのですよ。
よろしいですか?
悪い男ほど、スイートな“運命”というワードを口にするのです。魔法のような出会いを演出するのです。貴女をのぼせあがらせて、その心を手に入れるために。
■この手口を使う悪い男のタイプ
ズバリ「エセ運命系男子」です。
このタイプは非常にしたたかです。とにかく女性の心のツボを心得ています。
一見すると、ちょっと気の利いた誠実な男性に見えることでしょう。清潔感もたっぷりで“運命の人”っぽい雰囲気すら漂わせているかもしれません。
しかし、その底には貴女の心を手に入れようという計算が潜んでいるのです。その耳心地いい運命トークの連射をあびるほどに、乙女心がくすぐられ、ドキドキドキドキドキドキさせられてしまうのです。
ある意味、非常にスマートで口説き上手でもあります。
とはいえ作られた運命に惑わされてはいけません。デート相手の「運命だね」「特別だよ」「はじめて会ったような感じがしない 」といった言葉が心地いいのはわかります。
しかしですよ。それでペースをにぎられてはいけません。なんといっても恋愛の場において、やけに女心に響くセリフばかり投げかけてくる男性はイエローシグナルなのであります。
■この手口を使う効果と男性心理
悪い男がこの手口を使う理由はシンプルです。
貴女が“運命感”に弱いのを知っているから。
レディたるもの、心のどこかでは「いつか運命の相手が……」と信じているものですよね。どれだけ大人になっても、いくつになっても、そういう言葉や空気感を出されるとドキドキしてしまう。
そんなことを真面目に言ってのける男がまわりにいないだけなおさらです。刺さるのです。
乙女の急所を突いた作戦。