「プラス思考」になれる4つの習慣
プラス思考の人は、明るく前向きで魅力的な人が多いですよね。
つらいときや苦しいとき、プラス思考ができれば乗り越えやすくなり、自分の成長につなげられます。
うれしいときや楽しいときは、喜びや幸福が何倍にもなります。
たくさんの恩恵があるプラス思考を身につけるために、プラス思考の人の特徴に触れながら、プラス思考になって人生を変える方法をご紹介します。
■どんなときでも前向き。「プラス思考の人」の特徴とは?
プラス思考を持つ人の特徴を4つピックアップしました。
プラス思考の秘訣はどこにあるのでしょうか?
それぞれ理由とともに解説します。
◇(1)好奇心旺盛
好奇心旺盛な人はさまざまなことに興味を持ち、熱中する才能があります。
熱中して打ち込んでいる状態を「フロー状態」と呼び、フロー状態になると自分の能力を最大限発揮できます。
するとポジティブな感情が生まれ、プラス思考になりやすいです。
たとえば、夢中で企画書を書いているとき、「すばらしい企画だ!」と気分が高揚することはありませんか?
このようなフロー状態に入ると、時間があっという間に過ぎていき、終わったときにはすがすがしい達成感があり、幸福な気持ちになります。
好奇心旺盛な人は没頭できる趣味や仕事を見つけやすく、日々達成感を得て自分の自信を高めることでプラス思考になれるのです。
◇(2)心を開いている
オープンマインドな人、心を開いている人は他者といい人間関係を築けるので、他者と協力して自分の持っている能力を最大限発揮できるようになります。
こうした成功経験が蓄積されると自信が生まれ、だんだんプラス思考になっていくのです。
実際に、人生がうまくいっている人は身近な人と多くの時間を過ごしている傾向があります。
ひとりの時間も大切ですが、他者との時間をより多く持つことで豊かな人間関係を築けるでしょう。
「自分はひとりではない」「協力してくれる人がたくさんいる」といった認識は迷ったときも背中を押してくれ、プラス思考に導くのです。
◇(3)将来の夢や目標がある
将来に明るい希望を持っていて、夢や目標を抱いている人はプラス思考です。
夢や目標があると、毎日の仕事などルーティンワークにも意味や価値を見出しやすいからです。
夢や目標がないと無駄に感じることも、夢や目標があることで有意義に感じられ、さまざまなことに意欲的に取り組み、多くの学びを得るでしょう。
「少しずつ夢に近づいている」と思えるとモチベーションが生まれ、エネルギーがわいてきます。
そのエネルギーを原動力にして、プラス思考で物事に取り組めるのです。
◇(4)愛情深くて親切
愛情深い人は人間関係が豊かで、他者にも親切です。
実は親切さとポジティブさには相関関係があり、親切な人はポジティブな感情を抱きやすいといわれています。
愛情深く人に親切にできる人はポジティブな気持ちが芽生えやすく、前向きなプラス思考になりやすいのです。
ポイントは、意図して親切にすることです。
意外かもしれませんが、自分の親切な行動を認識したほうが、自己肯定感が高まってポジティブになり、プラス思考に近づけるのです。
愛情深い人は「親切にしよう!」という意識が芽生えやすく、結果としてプラス思考の人が多い傾向があります。
■「マイナス思考」を改善するには? 「プラス思考」になれる習慣
プラス思考になれる習慣を4つご紹介します。
どれも自分の意識次第で実践できる簡単なものばかりなので、日常に取り入れて習慣にしましょう。
◇(1)出来事にプラスの意味づけをする
つらい出来事や悲しい出来事があったとき、どうしても気持ちは塞ぎがちになります。
ネガティブな感情を無理に打ち消す必要はないので、その出来事に少しでもプラスの意味を見出しましょう。
悲惨な事件や事故に遭った人のなかでも、プラスの意味づけがほんの少しだけでもできた人は立ち直りが早い傾向があります。
過去に感謝したり、明るい未来に期待したり、その出来事を乗り越えた自分を想像したりと、わずかでも気持ちが明るくなるような行動をとりましょう。
日ごろの些細な出来事にもプラスの意味づけをする習慣をつけると、プラス思考が定着します。
自分の人生の目標を立てると、些細な出来事にもプラスの意味づけがしやすくなります。
まずは、人生の羅針盤となる目標を立ててはいかがでしょうか。
◇(2)楽しい出来事を満喫する
プラスの意味づけと同じくらい、プラスの要素を十分に満喫するのも大事です。
プラスの出来事、つまりポジティブな出来事を満喫すると、心もポジティブになり、プラス思考になっていきます。
マイナス思考の人は、何かいいことが起きても「運がよかっただけ」「たまたまうまくいっただけ」「次は悪いことが起きるにちがいない」と喜びの感情を押し殺すネガティブな思考パターンに陥りがちです。
そうすると、せっかくいいことが起きても素直に喜べず、プラス思考になれません。
いいことが起きたら、素直にその出来事を喜びましょう。
十分にワクワクした気持ちを満喫し、終わってからものんびり余韻に浸ってください。
頭で考えずに、心で楽しむのです。
楽しい出来事を満喫する習慣がつけば、ポジティブなプラス思考になれます。
◇(3)共感してくれる人と話す
喜びや楽しさは、人に共有して共感を得られると何倍にも大きくなります。
自分の喜びや楽しさをともに味わい、共感してくれる人と積極的に話をしましょう。
ひがんだり妬んだりと、あなたの感情に水を差すような相手ではうまくいきませんからご注意を。
親密な関係にある友人や恋人、家族と話すのがいいでしょう。
また、こうした人々とプラスの出来事や感情を共有することで、関係性もよくなります。
さらに親密度が高まり、心の充足感を高めて幸せな気分になれるでしょう。
プラスの出来事が連鎖していくので、当然プラス思考になりやすくなります。
相手と話すときは、電話でも対面での会話でも、できるだけ話に集中できる環境に身を置くのもポイント。
テレビを見ながら、仕事をしながら話すのではなく、落ち着いた空間でリラックスしながら話しましょう。
大切なことなので、環境づくりも意識してくださいね。
◇(4)毎日うれしかったことを5つ記録する
プラス思考になるには、うれしかったことや楽しかったことなど、プラスの感情が生まれた出来事を記録するのもおすすめです。
話し相手が見つからなくてもひとりでできるので、気軽に試せるのがメリット。
そして、ノートやメモなどにまとめて記録しておけば、あとから読み返すことで明るい気持ちになり、幸せな気分になれます。
プラス思考になるために、一日の終わりに「今日うれしかったこと」「今日楽しかったこと」などを5つ記録する習慣をつけましょう。
最初はなかなか思いつかないかもしれませんが、天気がよかった、ランチがおいしかったなど些細なことで大丈夫。
日常の小さな出来事にも幸せを感じられるようになり、プラス思考に近づけます。
こうした「喜び癖」をつけると、プラス思考になれますよ。
■「プラス思考」になれば人生が変わる
プラス思考は人生を豊かにしますし、幸福感を高めてくれます。
いい人間関係が生まれ、人付き合いも楽しくなるでしょう。
「プラス思考でいれば、よりよい人生が過ごせる」と知っていることが大切です。
少しずつプラス思考になるエクササイズを実践して、前向きなマインドを手に入れ、人生を変えましょう。
(萩原かおり)
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