ドイツでは若者が優先席に座っても白い目で見られない? 国民性も影響か (2/2ページ)
だが、優先席を必要とする人がいたら言えばいいと思っているので、優先席を必要とする人が車内に乗ってくるまでは誰が座っていようと気に掛けることは少ない。
「若者が優先席に座り、お年寄りが立っていたら周りが『あなた、譲ってあげて』と促す光景も珍しくありません。若者と中年男性が座っていた場合、年齢が若い若者に促すことが多いですね。ですが若者も周りも気まずそうにはしません。『お年寄りがいることに気付かなかったんだろうな』くらいに思っています」(前出・同)
ドイツでは、優先席が必要な人には何かしらの方法で席が譲られる雰囲気があるようだ。そこには空気を読むのではなく、“必要なときは主張するほうが早い”というはっきりとした国民性も関係しているようだ。