パンダよりかわいいじゃないか。テディベアみたいな新種のウサギ「イリナキウサギ」が20年ぶりに発見される(中国) (3/3ページ)
その要因として、環境変化の影響で生息地が縮小したこと、また、鳴き声が小さいために天敵の接近を仲間同士で知らせ合うことができないことや、放牧された家畜が草を食べてしまうことによる餌の減少、大気汚染による病気などがあげられている。
IUCNは、イリナキウサギを絶滅危惧IB類に分類しており、中国政府も絶滅危惧種に指定している。
にもかかわらず、中国ではイリナキウサギを積極的に保護する法整備が整っていないのが現状である。その為イリナキウサギの生息している地域は保護区域として指定されていないし、公式な調査も行われていない。
ウェイドン氏は過去30年間にわたり、自己資金32000ドル以上(385万円)をイリナキウサギの為に費やしてきたが、個人では限界があるという。もうすぐ60歳になるというウェイドン氏は、急斜面の続く天山山脈で調査することの限界を感じている。
ウェイドン氏は今回の発見により、この愛くるしいイリナキウサギが注目を集め、自然保護区の設立につながることを望んでいる。
via:dailymail
中国の国土は広い。ジャイアントパンダ以外にもまだまだ救うべき動物はたくさんいそうだ。