恋愛がしんどく思えてくる「もやっと期」って「遊ぶ期間」です (2/2ページ)
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今夜はちょっと、恋の話をしよう
■■恋愛の能力って、みなさんすでに持っているんですよ
良くないのは、今の恋愛がしんどいのを彼氏のせいにすることと、自分になんらかの恋愛の能力が欠けていると思って、自分に恋愛の能力をくっつけようと努力することなんですよね。たとえば自分磨きとか。
そもそも恋愛の能力って、みなさんすでに持っているんですよ。彼氏と一緒にご飯を食べながら楽しくおしゃべりをして、エッチして、ということができる。これが恋愛の能力であって、ほかに恋愛の能力と呼ぶべきものは、じつはないんです。もう少しマジメな言い方をするなら、思いやりと、ハダカになって汗を流すこと――これが恋愛の能力。
マジメな言い方に聞こえなかったかもなので、別の言い方で言うなら、恋愛がしんどい時って自分の未来が漠然としすぎていて、恋愛じゃなくて生きていること自体がしんどい時なんですよね。そういう時はどうする?
遊ぶしかないでしょ、マジメな話。そう思わないですか?自分の未来なんて、誰だって「見よう」と思っても見えないのだから、そういう時はまず遊ぶ!遊ぶといってもぼんやり遊ぶのではなくて、いまその目で見ようと思えば見えることを見るということです。というか、見えないものを見ようと思えば、まずはいま見えるものを見るしかないわけです、誰だって。それをまるっと言うと「遊び」になります。
遊んでいれば「こういう考え方をする人もいるんだ~」という発見がありますよね。「世の中にはこういう職業もあるんだ」とか「こういうふうに生きても食いっぱぐれないんだ」とか、もういろんなものが見えてきますよね。それを見るんです。
そしたら徐々に、恋愛がしんどいものから「未来を見せてくれるステキなツール」に思えてくるから。まずは見えるものを見よう!(遊べ!) (ひとみしょう/文筆家)
今夜はちょっと、恋の話をしよう(ハウコレ編集部)