【朝の重厚ライトノベル】まさかラーメン屋にやられるとはね (2/2ページ)
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客は神様じゃねーけど、舌打ちってどういうことだよ。そもそも何をどうしましょうなんだよゴラァ!
俺は大人だけどさ、キレたら誰も止められねーよ。怒り心頭で「お前がどうしたいんじゃゴルァ!」って店主に怒鳴り散らしたら、「お前がどうしたいんか聞いてるんだろゴルァ!」とかぬかしやがる。笑うしかねえよ。どうしましょうって、こっちもどうしたらいいかわかんねーよ。
「どうしたいんじゃ!」
「どうしたいんじゃい!」
お前が叫んで唾が飛び散ったラーメンなんか食いたくねーわ! 金返せ! って言ったら店主、奥に行ったから返金してくれるのかと思ったら、なんか大鍋に入ってる太い木の棒みたいなやつで俺を一撃、絶命した。額か、顔面か、頭か、そのあたりやられた気がする。すんげー痛かったけど、すぐ真っ暗になって無痛になった。あー、これが命の消滅か。
今思えばどうでもいいこと考えながら意識飛んでったな。あの木の棒は何だ? スープ混ぜるやつ? それか窯の薪か? つうか、どうしましょうって何? 俺がおかしいの? 東京のラーメン屋でそんなこと言われたことないんだけど。よくわかんねーが、気が付くと、真っ暗な部屋(?)の中に机と椅子とパソコンが一台あったんで、こうして書いてる。
……つうか、どうしましょうって何?
もっと詳しく読む: まさかラーメン屋にやられるとはね(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2019/10/16/morning-short-light-novel-ramen/
※画像はイメージであり記事とは無関係です
作: 津賀ポルヌ(a.k.a. Wintermute)