日本人は昔から擬人化好き♡猫を擬人化させたキュートな浮世絵「おもちゃ絵」を一挙紹介!
江戸時代に開花した浮世絵には「名所絵」「美人画」「役者絵」「春画」など、さまざまなジャンルがありましたが、主に子供たちに向けて描かれた浮世絵を「おもちゃ絵」や「あそび絵」と呼びます。
おもちゃ絵にも”双六”や”着せ替え絵”などさまざまな種類がありましたが、”擬人絵”も人気ジャンルのひとつでした。”擬人絵”は文字通り犬猫を始めとした動物などを擬人化して描いた浮世絵です。
今回は擬人絵の中から、猫を擬人化させ描いたおもちゃ絵を紹介します。浮世絵で猫と言えば、無類の猫好きとして知られる歌川国芳が有名ですが、今回は歌川国芳以外の絵師たちが描いた江戸時代〜明治時代の作品を紹介します!
志ん板 猫の湯 流好 温泉の景(歌川芳藤 画) 新板猫の温泉
こちらは新板猫の温泉。温泉の外では飴細工を売ってますね。
志ん板猫のいしよう付けこちらは猫の衣装ギャラリー。
歌川国年 画猫のさまざまな暮らしの一場面を描いた作品。明治時代の作品です。
志ん板猫の善悪 猫の銭湯こちらも猫の銭湯。昔の湯屋がどういった内装だったのかよくわかりますね。
新板子供猫あそび猫たちが躍動感溢れるさまざまなポージングで描かれています。
流行ねこの温泉(歌川国利 画) 志ん板猫のおんせん(小林幾英 画) 猫の温泉(歌川国利 画) 甲子温泉(歌川国定 画)こちらは猫…ではなく、猫の天敵「ねずみ」の遊び絵。三代目 歌川国定による作品です。
猫飼好五十三疋 (歌川国芳 画)歌川国芳以外で…と言いつつ、最後はやはり国芳で締めておきましょう。国芳による猫のおもちゃ絵の中でも人気の「猫飼好五十三疋」。ご存知、「東海道五十三次」をもじった作品です。
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