ビートたけしの名言集「『70過ぎて27時間!』なんて驚かれてよ」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 ちなみに、わたくしが20年程前、殿の付き人になって初めて付いた現場が、当時、特番で不定期に放送していた「たけし・さんまの有名人の集まる店」であり、収録前、隣のさんまさんの楽屋から漏れ聞こえる、「ファーーWWWWW」という“引き笑い声”を耳にした殿は、わたくしに向かって、小さな声で「あいつは病気だな」と、あきれ顔で話しかけてきたのをよく覚えています。

 話を殿の“驚異的な売れ続けぶり”に戻します。

 1980年からの漫才ブームでドカンと売れた殿は、もうすぐ2020年を迎える現在も、当たり前のようにテレビに出続けています。以前に殿が、

「まー今まで、いろんなアイドルや歌手なんかが俺の番組(『スーパージョッキー』のこと)でデビューしていったけど、ほとんどいなくなったな」

 と、振り返っていたことがありました。しつこいようですが、〈芸能の世界で40年トップって!〉と、驚くと同時に〈いったい殿はこの40年でどれだけ稼いできたのだろう?〉と、つい、下品な勘ぐりも抱いてしまうわたくしなのです。

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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

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