野球日本代表「東京五輪金獲り」血風秘策 (5/5ページ)

日刊大衆

■星野仙一は誰よりも情に厚い

 続いてのアドバイスは、「情に流されるな」というものだ。これで躓いたのが、08年の北京五輪で代表を率いた星野仙一氏だという。

「星野さんはケガをしていた2選手の気持ちを考えて、本戦に連れて行ったんです。NPB側は“別の選手を入れたほうがよい”と助言したんですが、“こいつらの将来に影響が出る”と、優しさを見せたんです。“闘将”と呼ばれた人ですが、誰よりも情に厚い人なんですね。結果は惨敗の4位。ただ、これを知ったナベツネさん(渡邉恒雄巨人軍オーナー=当時)が、“星野は男気がある”とベタボメし、裏で名誉回復に動いたのが救いでしたね」(巨人関係者)

 白黒つけなければならない勝負の世界。稲葉監督は非情に徹しきれるか。

■王貞治の肉声アドバイス

 最後に、本誌がキャッチした王氏の肉声アドバイスを紹介したい。

「今回のプレミア12でも実証されたように、各国とも、特に中南米の投手はコントロールがアバウト。その点、日本のバッターは選球眼がいいから、四球をきっかけにチャンスを作れるのが強みだ。日本はセオリー通りにプレーすれば、必ず五輪でも優勝できる」

 先人の教えを胸に、侍ジャパンは栄冠をつかむか!?

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