‟パクリ騒動”女芸人No.1決定戦『THE W』に辛辣「レベル低過ぎ!」
12月9日、女芸人ナンバーワンを決める大会『THE W』(日本テレビ系)が放送された。第3回となる今回は、お笑いトリオ『3時のヒロイン』が女王に輝き、優勝賞金1000万円を獲得した。
そんな中、Bブロックのファーストステージで破れた『つぼみ大革命』のネタが〝パクリ〟ではないかと、放送後にネット上で話題になった。
「問題となったのは、つぼみ大革命が披露した美容師ネタです。店に訪れた1人の客に対して、複数の美容師が入れ代わり立ち代わりやって来て、自分のパートしか仕事しないという展開で、お笑い以外にもアイドル活動をしているという彼女たちの大人数を生かしたネタでした。しかし、これが11月3日に放送された『コントの日』(NHK総合)で、『東京03』や『ロッチ』、劇団ひとりらが披露した〝カリスマ美容師〟というコントとほとんど一緒だと、ザワザワしたのです」(お笑いライター)
ネット上では、
《何かネタを見た瞬間、既視感が…》
《ん、これってNHKでヤッてたネタに似てないか?》
《美容師が次々やって来るネタってNHKでやってたよね? マジこれパクってね?》
などと、疑惑の声が上がる事態に。
「お笑いネタというのは、どうしても似通っているものが出てきてしまうのも確か。しかし、複数の美容師が次から次へと現れるというのは、そうそう見掛けるネタではないだけに、あまりにも似過ぎていると言われても仕方ないでしょうね」(同・ライター)
これらの声に対し、つぼみ大革命のネタ作りを担当しているという、「3時のヒロイン」の福田麻貴が12月11日、自身のツイッターを更新。《つぼみのネタが別のテレビのコントに似てたらしいですが、私みたいな頑固な人間が一番嫌うことをするはずないのでご安心を》とコメントし、〝疑惑〟を否定した。
芸人としてのレベルが低い何はともあれ、ネタが〝似ている〟〝似ていない〟以前に、視聴者からは番組自体に対する疑問の声も上がっている。「出場者のネタのレベルが低過ぎる」「〝女芸人〟という枠組みで冠番組にする必要があるのか」などと、厳しい指摘が飛んでいるのだ。
「面白くない割に、優勝賞金が1000万円とかなり高額なのも非難の理由になっているようですね。正直、完成度が高いのは『阿佐ヶ谷姉妹』くらいじゃないでしょうか。実際、M-1やキングオブコント、R-1などは特に性別制限を設けておらず、わざわざ〝女芸人〟で区別すること自体が、男芸人に劣っていると言っているようなものではないかという声もあります」(前出のお笑いライター)
同大会は今回で3回目。2017年放送の第1回は平均視聴率13.1%、昨年放送の第2回は11.5%で、今回は0.1ポイント上昇し11.6%だった。何とか二桁をキープしたことで、来年も番組は続行されるというが、このまま女芸人のレベルアップが見られなければ、早晩、視聴者から飽きられてしまうのは必至だろう。
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