ヌーのお母さん「うちの子には絶対に手出しをさせない!」とリカオンから子供を守り抜く (2/2ページ)

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 リカオンたちが戦意喪失したのを確信したのか、ヌーの母子はゆっくりと歩みを進める。

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 そしてリカオンたちから離れた途端、お母さんは「さあ、走って!」と子供を促すように走り始めたんだ。

 リカオンは社会性の高い生き物で、そのハンティングの成功率の高さはプレデターの中でも群を抜いている。その彼らをして諦めさせたのは、お母さんの強い意志と愛情に他ならないだろう。



 ヌーに限らず、生まれたばかりの子供たちは、肉食動物の格好の餌食である。以前奇跡的にライオンの手から逃れたヌーの赤ちゃんを紹介したことがあったが、あれはあくまでも例外だ。現実には子供をあきらめて逃げる親たちも多いのだ。

 今回の母子も、これからたくさんの危険な試練を潜り抜けていかなければならない。ともあれ今日は少なくとも生き延びた。堂々とその場を去って行く母子の姿に、安堵した人も多かったんじゃないかな。

written by ruichan

※この記事はカラパイアの姉妹サイトマランダーから転送したものです。マランダーで前日一番人気の高かった記事を、後日カラパイアの紙面上で紹介しています。
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