ビートたけしに異変?「28年の歴史」東スポ映画大賞が今年度中止!!
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2019年12月31日に放送された『第70回NHK紅白歌合戦』に、特別出演枠で歌手として初出場したビートたけし(72)。自身が作詞・作曲した『浅草キッド』を歌い上げ、視聴率はそれまでのすべての出場歌手を上回る39.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
「18年には自ら立ち上げた所属事務所から独立して新事務所を立ち上げ、19年には40年にわたって婚姻関係にあった元奥さんと離婚が成立。そして紅白に歌手として初出場するなど、ここ数年は、身辺だけでなく、たけしさんの心情にも大きな変化があったのは間違いないでしょう。
そして実は、長年、たけしさんが審査委員長を務めてきた『東スポ映画大賞』が、今年は中止になったようなんです……」(スポーツ紙記者)
毎年2月下旬に行われる『東京スポーツ映画大賞』は、東京スポーツの客員編集長でもあり、映画監督を務めるビートたけしが審査委員長となり、東京スポーツ新聞社が主催する映画賞。スタートした1992年から昨年まで28回にわたって開催されてきた。
「当初は長嶋茂雄さん(83)が監督賞に選ばれたり、松坂慶子さん(67)の父親が助演男優賞に選ばれたりと、東スポの紙面同様に“トンデモ”な映画賞でしたが、たけしさんが映画監督としてベネチアなど世界的な国際映画祭での賞受賞もあり、回を重ねるにつれ、歴史や重みのある映画賞になってきていました」(前出のスポーツ紙記者)
2016年の『東スポ映画大賞』授賞式では、長澤まさみ(32)、綾瀬はるか(34)、広瀬すず(21)など、大物女優が登壇し、たけしとともに往年のギャグ「コマネチ」を披露し、話題を呼んだ。
昨年の『第28回東スポ映画大賞』には、大ヒットとなった映画『カメラを止めるな!』で監督賞を受賞した上田晋一郎監督(35)が出席。「(たけしさんが)作品を見直してくれたなんて。本当に泣きそうになりました」と壇上で語り、感激を露わにしていた。
「過去にはたけしさんが“日本アカデミー賞最優秀賞は大手映画会社の持ち回りで決まっている”といった趣旨の発言をし、物議を醸したこともありました。昨年もたけしさんは“(『東スポ映画大賞』は)日本アカデミー賞のような持ち回りをしないクリーンなものと自負している”と話していましたね(笑)。『東スポ映画大賞』は、審査委員長のたけしさん個人の好みが大いに反映されますが、大手映画会社に忖度しない真の映画賞だと、映画関係者や映画ファンから高い評価を得ていました。
映画監督としてまさしく世界的な評価を得ているたけしさんに審査されるわけですから、映画関係者としては『東スポ映画大賞』に選ばれるのは嬉しいですし、糧になります。しかし、それが今年は中止ということですから、残念がる関係者は少なくないですよ。
たけしさんは昨年の映画祭の総括で、“『東スポ映画大賞』はこれで28回。よく続いたなー”と語り、最後には“これからも『東スポ映画大賞』をもっとメジャーに成り上がらしてやる。とにかく、舞台でしゃべれる限りは続けていきたいと思っている。来年もよろしくお願いします”と語っていたんですがね……」(映画制作会社関係者)
2021年の『東スポ映画大賞』再開をぜひ期待したい!