2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・北条義時ってどんな武士?その魅力をざっくり紹介【下】 (4/5ページ)

Japaaan

朝廷は朝廷として(一応は)尊重するけれど、武士たちの支配・統率は幕府が行う……結果を知っている現代の私たちにすれば、ごく当たり前に行われたようにも見えます。しかし当時、それを実現するのは大変な畏怖と困難を伴う偉業だったのです。

義時こそは「鎌倉幕府における、頼朝公に次いで政子に匹敵するレベルの功労者」とも言えるでしょう。

まとめ

以上、北条義時の生涯とその見どころについてざっくり紹介してきましたが、振り返って見ると義時は「有事ほど能力を発揮する」タイプのリーダーなのだと思います。

逆に頼朝公や父・時政のような優れたリーダーの下では今一つパッとせず、押しの強い姉・政子に比べて地味でもありますが、頼朝公を失ってからは長年培った本領を発揮。ついには文字通り「武士の世」を実現するに至りました。

死闘の末に滅び去った和田一族(和田合戦)。Wikipediaより。

次々と政敵たちを陥れて幕府の実権を握った「陰険キャラ」として人気は今一つな義時ですが、それも「武士の世」を実現する産みの苦しみ。

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