ゲーマー同士の友情は海を越えて。オンラインゲーム中に発作を起こしたイギリスの少年をアメリカの女性が助ける (2/4ページ)
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とにかく、すぐにエイダンに助けが行くようにしなきゃと、誰かと繋がることを祈っていました。そしたら繋がったので、今度は自分がパニックにならないように落ち着いて事情を説明しなければと思いました。
ダイアさんの通報を受けたチェシャー州警察は、警官3人をエイダンさん宅へ派遣。玄関先に現れたパトカー2台を見て、エイダンさんの母親キャロラインさん(48歳)は驚いた。
・友人ゲーマーの機転の良さが少年を救う
エイダンさんが自室で発作を起こした時、キャロラインさんと夫スティーヴさんは1階でテレビを見ており、2階にいる息子の異常事態に全く気付いていなかった。
警官が、この住所で通報を受けたと言ったので、「誰も電話などしていませんよ」と答えたら、「アメリカから通報があった」と言われて驚きました。誰かの具合がとても悪いことを聞いたと言われ、まさかと思いすぐに2階の息子の部屋に駆け付けました。
キャロラインさんが医療スタッフとともにエイダンさんの部屋に行くと、エイダンさんはヘッドセットを装着したままの状態で発作を起こしていた。
その後、すぐに病院に運ばれたエイダンさんは、複数の検査を受け、翌日には退院できた。
発作当時の記憶はエイダンさんになく、母親が部屋に来たことや、ダイアさんがヘッドセットを介して話しかけたことも全く覚えていない。
ダイアさんの通報がなければ、エイダンさんの容態が悪化していたことは間違いなく、キャロラインさんはダイアさんにとても感謝している。