水卜麻美アナも戦慄!?「社長のクビも…」日テレ「パワハラ大騒動」!

日刊大衆

水卜麻美アナも戦慄!?「社長のクビも…」日テレ「パワハラ大騒動」!

 1月9日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、報道番組『深層NEWS』(BS日テレ系)の司会を務める、フリーアナウンサーの辛坊治郎氏(52)が、日本テレビの女性社員に対し、パワハラ事件を起こし、社内で問題になっていたと報じた。

 記事によると、事件が起きたのは昨年12月中旬。『深層NEWS』の放送終了後。番組を担当する女性プロデューサーが、帰ろうとする辛坊氏を呼び止め、番組内容について話し合っているうちに、口論に発展。

 押し問答の末、辛坊氏が壁に手をつき、“壁ドン”の状態で、周囲に人目もある中、女性プロデューサーに対して「お前なんかいつでも飛ばせる」と罵倒したというのだ。

「女性プロデューサーはこの事態をコンプライアンス担当の部署に訴えたといいます。辛坊氏は『週刊文春』の直撃に対し、パワハラではないと否定。さらに、自身のツイッターでも“完全な捏造”とツイートしています」(制作会社関係者)

 辛坊氏の完全否定を受けてなのか、翌週1月16日発売の『週刊文春』でも、辛坊氏のパワハラ騒動を再度取り上げ、その場に居合わせた番組プロデューサーが記した「社内報告書」を掲載している。

 報告書には「心理的に強い恐怖心を抱かせ、社会通念上許されざる“パワハラ”に当たるものだと思います」と記されている。

 他にも、そこには「“おまえは何がしたい!”と怒鳴る。“何がしたい、何がしたい、何がしたい”と矢継ぎ早に繰り返す」「逃げても、またその隣に。顔が10センチの距離の時も。壁には両手で囲むときもあれば片手の時もありました。力では負けるなと思いました」という、女性プロデューサーに迫る辛坊氏の言動が書かれていたという。

 前出の制作会社関係者は話す。

「日本テレビには『日テレ・ホイッスル』という、コンプライアンスを徹底するための社内報告制度があります。内容に応じて調査チームを編成し、公平・公正に処理するかなり厳格な制度で、『週刊文春』が入手した報告書はここのものでしょう。ただ、この辛坊氏のパワハラ報道が出て、BS日テレ上層部は右往左往しているんです。

 というのも『深層NEWS』は、フジテレビの『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ系)に対抗して、読売新聞の渡邉恒雄主筆(93)が“どうしても始めたい”と立ち上げた、肝いりの番組なんです」

■ナベツネvs日枝の代理戦争

『BSフジLIVE プライムニュース』は、月曜から金曜20時から生放送されている「伝える報道から、発信・提言する報道へ」をコンセプトに掲げた報道番組。フジテレビ報道局解説委員長の反町理氏(55)が司会を務め、政治、経済、国際問題、環境問題、社会問題など、視聴者の関心の高いテーマを徹底して掘り下げていくという内容だ。

「『BSフジLIVE プライムニュース』は、フジテレビの日枝久会長(82)肝いりの番組。それに対抗してナベツネ氏の一声で始まった『深層NEWS』ですから、ナベツネvs日枝の代理戦争的な番組なんです。その『深層NEWS』で起きたパワハラ騒動ということで、読売新聞及びナベツネ氏は、番組とBS日テレに大激怒しているといいます。

 記事では、辛坊氏が女性プロデューサーに対して“お前なんかいつでも飛ばせる”と言ったと報じられています。それに対しては、日テレサイドも否定していますが、やはりこれは言っていないそうなんです。ですが、事態はより深刻。そうした発言は、辛坊氏ではなく、BS日テレの幹部の口から発せられたという話が聞こえてきています。つまり、番組を存続させるために辛坊氏を守ろうとして、幹部が女性プロデューサーに放った発言だというんです。

 こうした一連のパワハラ騒動に、ナベツネ氏や読売新聞サイドが今、とにかく怒り心頭だそうなんです」(前同)

 日本テレビといえば、2019年の年間視聴率が、全時間帯で首位となり、6年連続で「視聴率3冠王」を獲得している。

「視聴率は好調な日テレですが、フジテレビは映画事業や不動産事業が好調で、グループ全体の利益ではフジテレビが日テレを上回っているといいます。日テレ局員の中には“俺たちのほうがいい番組作って数字もとっているのになんでフジより儲かってないんだ”“ボーナスもフジのほうが多くなりそう”と漏らす人もいるといいます。そんなさ中に起きたパワハラ騒動ということで、上層部も焦りを見せているようです。

『深層NEWS』のスポンサーには読売新聞をはじめ、大正製薬、ALSOKといった大手企業がついています。スポンサーにつくような大手企業は、パワハラなどのコンプライアンス違反を一番嫌う。辛坊氏のパワハラ騒動は、スポンサーが逃げかねない事態に発展しているようで、地上波の番組にも影響が出てくる可能性も……。『週刊文春』の記事を発端に、BS日テレ社長のクビが飛びかねない事態になってきているといいますよ」(同)

 日テレが誇る業界ナンバーワンアナ、水卜麻美アナ(32)でもどうしようもない事態。関係者に戦慄が走るこの騒動は今後、どうなっていくのだろうかーー。

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