中居正広“最愛の弟子”キスマイの独り立ちを促す「獅子の子落とし」!

日刊大衆

中居正広“最愛の弟子”キスマイの独り立ちを促す「獅子の子落とし」!

 元SMAP中居正広(47)が、ジャニーズ事務所を3月末で退所する。

 中居は2月19日に個人事務所「のんびりなかい」を設立し、ジャニーズ事務所で長年マネージャーを務めた男性が、中居の新事務所に“出向”する形でサポートする“円満退所”であることを発表。

 そんな中居は現在、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)をはじめ、『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日系)、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』、『中居くん決めて!』(ともにTBS系)など、複数のレギュラー番組を抱えているが、いずれの番組も4月以降も継続する見込みだという。

「やはり気になるのは、すでにジャニーズ事務所から独立した『新しい地図』の3人との共演や、SMAPの再結成ですよね。中居は会見で“SMAPの再結成もゼロではなく、1から99%の可能性の中にあります”と語っているだけに、どうしても期待してしまいますよね。実現は簡単ではないでしょうが……」(女性誌記者)

 中居はジャニーズ事務所を退所することを、会見の前日に4人のメンバーへメールで伝えたという。

 また、中居と親交の深いダウンタウン松本人志(56)は、2月23日に出演した『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「(会見当日の)お昼ぐらいにショートメールは来たんですよ」と事前に連絡があったことを明かしている。

「元SMAPメンバーには前日、松本には会見当日のお昼に連絡をしたということですが、中居の退所を芸能界で最も早く聞かされたのは、Kis-My-Ft2(キスマイ)の7人なのではないかと思われます」(前出の女性誌記者)

■あえてキスマイと距離を置いた中居

 2月25日発売の『女性自身』(光文社)によると、ジャニーズ事務所を去る中居の唯一の心残りがキスマイのことだという。

 2011年にデビューしたキスマイは、当時のSMAPのチーフマネージャーのI女史が手掛けていたこともあり、中居とはデビュー直後から共演が多かった。それだけでなく、キスマイのメンバーの兄弟を連れて旅行に行ったり、定期的に自宅に招くなど、公私ともに中居がキスマイを可愛がっていたと『女性自身』では伝えている。

「また、中居は以前から“俺らを超えるグループになれ!”と彼らを後押しし、2013年には横尾渉(33)、宮田俊哉(31)、二階堂高嗣(29)、千賀健永(28)の4人をプロデュースし、グループ内ユニット『舞祭組』と自ら命名するほどでした。

 ところが、中居は昨年に入ってから目に見えてキスマイのメンバーと距離を置き始めたといいます。昨年2月には、キスマイのコンサートツアーの演出を中居に頼んだことがあったようですが、中居は“もう自分たちでできる実力があるだろう。俺がずっとジャニーズにいるかわかんないし”と、断ったと『女性自身』では伝えています」(前同)

 中居は自分がジャニーズ事務所を退所したあとも、ほかの先輩たちと交流して吸収していってほしいという願いから、あえてキスマイと距離を置いたというのだ。

 まさに、ライオンが自分の子を鍛えるために谷底にあえて突き落とすという、獅子の子落としを地で行く行いだ。中居の“獅子の子落とし”のかいもあったのか、昨年7月にキスマイがリリースしたシングル『HANDS UP』は初週19.6万枚、11月リリースの『Edge of Days』が初週13.5万枚を売り上げるなど、スマッシュヒットを記録。

 昨年4月に深夜帯からゴールデン番組に昇格した『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)も好視聴率を獲得し、2019年の大みそかには、デビュー9年目にして悲願の『NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たした。

■中居の言葉に反応したキスマイメンバー

 芸能プロ関係者は話す。

「SMAP解散以降、“I女史派”だったキスマイもなかなかのジャニーズの上層部から推されることはありませんでした。しかし、中居の激励もあったのか、彼らは陰で努力を重ね、徐々に認められていったようです。メンバー全員が礼儀正しく、“勉強させてほしい”と、同じジャニーズのグループのコンサートをよく見学に行くといいます。

 そうした場合、通常、タレントは裏口から入り、関係者席で見て、終了後、楽屋を訪れて出演者に挨拶してサッと帰るというのが普通。しかしキスマイメンバーは、たとえばのコンサート終了後にも、すぐに楽屋には入らず、楽屋前の廊下で何十分もずっと待ち続けるんです。それだけではなく、廊下を忙しそうに移動するスタッフに対しても、“お疲れ様です!”とずっと挨拶を続ける。嵐とキスマイは年齢が近く、個人的には仲もいい。

 ただ、コンサートなどの現場では嵐、そしてスタッフに対しても、状況を考え、徹底的に礼儀正しく行動するんです。キスマイメンバーは、中居の“自分がジャニーズ事務所を退所したあとも、ほかの先輩たちと交流して吸収していってほしい”という思いを、実践していたということではないでしょうか」

『女性自身』によると、中居は2月に入り、3日間に分けて、キスマイのメンバーたちと直接会って、自分の口から退所の意思を伝えたという。

 前出の女性誌記者は話す。

「先ほども言いましたが、SMAPのメンバーには会見の前日、芸能界の恩人で盟友でもある松本には当日の昼に連絡を入れた中居ですが、キスマイのメンバーにはそれ以前に退所を伝えている。中居のキスマイへの思いの深さがうかがえますよね。

 それだけではなく、中居は“ジャニーさんのためにも、お前たちはSMAPを超えてほしい”という思いを熱く語ったといいます。キスマイの7人も、中居の退所会見を熱い思いで見ていたのではないでしょうか」

 中居は21日の会見で、舞祭組について聞かれ際、「(舞祭組の退社は)絶対にやっていけない。ずっといたほうがいいと思います」と語り、取材陣の笑いを誘った。

「それを受けてキスマイメンバーもすぐに反応。22日、彼らのラジオ番組『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium』で、舞祭組のメンバーでもある千賀は、“(舞祭組という)ジャニーズにないキャラクターを作って掘り出し物にしてくれた”と熱く語りました。玉森は“これが最後ではない”と早くも共演の期待を口にし、藤ヶ谷も”人間力に尽きる。器の大きさを感じた”と感嘆した様子でした。その後、番組では、中居が曲の冒頭を歌うSMAPの『君色思い』が流れましたね。

 中居とキスマイの師弟関係は、事務所が変わっても続いていくのではないでしょうか」(前同)

 中居の意思を引き継いだキスマイが、SMAPに並ぶ国民的グループになる日も遠くないかもしれない――。

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