水曜日に連続した女性殺害事件、被害者の体から唾液が検出された不可解な男の正体とは【未解決事件ファイル】 (2/2ページ)

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覚せい剤取締法違反で逮捕されていた男Aが、「水曜日の絞殺魔事件」の一部犯行を自供したのだ。Aは被害者の一人Dさんと交際していたが、口論がきっかけで殺害したというものだった。しかし、Aはすぐに自供を撤回し、否認に転じる。結局、警察も証拠が足りず、殺害容疑での逮捕には至らなかった。

 2002年には、Aを「水曜日の絞殺魔事件」のうち3件の殺害容疑で逮捕するが、物証の乏しさや上申書の証拠価値の無さにより無罪判決が下されている。
 警察が挙げた証拠には、被害者Hさんの体にAの唾液が付着していた点、Hさんの遺体に失禁の跡があり、Aの車から人間の尿が検出された点などがあった。しかし、無罪判決を下した福岡高裁・正木勝彦裁判長は「決定的な客観的証拠は皆無。この程度の証拠で、重大事件について有罪とすることは、刑事裁判の鉄則に照らしてできない」と述べている。

 結局、犯人は2020年3月現在も見つかっていない。同県内、同じ曜日に犯行を行った犯人の狙いは何だったのだろうか。

※行政単位は一部、当時のものを記載。

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