元ＳＭＡＰの草なぎ剛（４５）が、２０２１年のＮＨＫ大河ドラマ『青天を衝け』に出演することが決まった、と４月２日発売の『女性セブン』（小学館）が報じた。草なぎが出演すれば、２００４年の『新選組！』以来の大河ドラマ出演となる。

「草なぎの大河ドラマ出演は、ファンにとっては最高のニュースですよね。確かな演技力と存在感が高く評価される草なぎだけに、久しぶりの出演となる大河ドラマでも、大活躍してくれるのではないでしょうか。ただ、このところＮＨＫでは、草なぎだけではなく新しい地図のメンバーの起用が増えています。３月放送の連続テレビ小説『スカーレット』には稲垣吾郎（４６）が出演。主人公の病気の息子を救う医師役を好演しました。

　そして４月４日には、音楽番組『ＳＯＮＧＳ』に香取慎吾（４３）がソロアーティストとして出演。

　２０１９年７月、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、新しい地図のメンバーを番組に出演させないよう圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会が同事務所を注意しました。このこともあって、ＮＨＫとしても出演させやすくなったというのもあるのでしょうが、新しい地図の３人はやはり影響力が大きく、特に４０代以上の女性からの支持は圧倒的。最近、頻繁に起用される背景には、そうしたことも関係しているのではないでしょうか」（女性誌記者）

　２０１９年１２月３１日に放送された『第７０回ＮＨＫ紅白歌合戦』では、ＳｉｘＴＯＮＥＳとＳｎｏｗＭａｎらジャニーズＪｒ．が、昨年７月に亡くなったジャニー喜多川氏の追悼企画としてスペシャルパフォーマンスを行った。また２０２０年いっぱいで活動を休止する嵐が２年連続で大トリに起用され、白組の司会も嵐の櫻井翔（３８）が務めた。

「２０１９年の紅白は、ジャニーさんの追悼企画もあり、多数のジャニーズグループが出演。ジャニーズ色が強い紅白となりましたよね。しかし、視聴率は大コケ。２部の３７．３%という記録は１９８９年に２部制になって以降、ワーストの記録です。ＮＨＫとしては当然、今年の紅白は相当なテコ入れを考えているでしょう」（芸能プロ関係者）

■嵐と新しい地図が紅白で共演!?

　前出の女性誌記者は話す。

「紅白はやはり若い世代の番組というより、中高年以上の世代の人が主な視聴者と言えます。ジャニーさんの追悼企画ということで、ＳｉｘＴＯＮＥＳらを出演させたものの結果は惨敗。紅白サイドにも、若い世代にも見てほしいという狙いがあったのかもしれませんけどね。

　そこで、上の世代を狙った方策のひとつとして、新しい地図の３人に出演してもらうというアイディアもあるのではないでしょうか。彼らはやはり元ＳＭＡＰで、国民的知名度は抜群。年配層の女性にも人気があり、彼ら３人が今年さらなる活躍を見せるのは必至です。もしかするとジャニーズ事務所を３月末で辞めた中居正広（４７）、そしてジャニーズの残る木村拓哉（４７）との共演も、今年中にありうるかもしれない。そんな新しい地図の３人が出演すれば話題性も抜群だし、紅白自体の注目度が格段に増すのは間違いないでしょう。テコ入れ策として、彼らに出演オファーがいくというのは、なくはない話だと思いますよ」

　しかし、やはり紅白には多くのジャニーズタレントが出演する。ＳＭＡＰ分裂という形でジャニーズを離れることになった新しい地図の３人と、ジャニーズタレントとの共演は大丈夫なのか。

「中居が円満退社したことが大きいと思います。中居にはジャニーズのマネジャーが引き続きついて、サポートします。中居がジャニーズと新しい地図の間を取り持てば、両者の話し合いも可能でしょう。

　また、社長の藤島ジュリー景子氏は、基本的に協調路線であり、また公取の件もあって強く出ることはないはず。加えて、ジャニーズの影響力低下がしているといわれるいま、天下のＮＨＫ紅白歌合戦と揉める、という選択肢はないはず。２０２０年の紅白は、１２月３１日で活動を休止する嵐の最後のステージになる可能性もある。嵐、そして元ＳＭＡＰのメンバーが紅白の舞台に同時に立つ、そんなことになれば、過去最高の視聴率を記録する可能性もあると思います」（前出の芸能プロ関係者）

　草なぎの大河ドラマ出演。その先には、新しい地図の紅白出場が待っているのかも!?