ラスボス感ハンパない!色んな意味で強かった?毛利元就の愛娘・五龍姫の生涯 (5/5ページ)
ともあれ五龍姫は法光院殿栄室妙寿禅尼という戒名を授かりましたが、その墓所については諸説(4か所)あってハッキリとはしていません(あるいは分骨して、4か所ともなのかも知れません)。
ただ確かなのは、夫・宍戸隆家の墓が天叟寺跡(現:広島県安芸高田市)にあり、その隣にある唯一の墓碑は、彼の継室(後妻。石見繁継の娘)のものであるということ。
つまり一緒の墓には入っておらず、もしかしたら生前から疎まれてしまっていたのかも知れませんが、毛利家はもちろん宍戸家の繁栄にも大きく貢献した五龍姫ですから、あの世ではみんな仲良く暮らして欲しいと思います。
※参考文献:
安芸高田市歴史民俗博物館『毛利元就をめぐる女性たち』安芸高田市歴史民俗博物館、2012年
笠原一男『日本女性史3 彼岸に生きる中世の女』評論社、1973年
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