緊急事態宣言により緊張が高まる中、不安症をかかえる人々が不安を乗り越えるための専門家のアドバイス (4/6ページ)
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・「この状況は永遠ではなく一時的なもの」と認識する
アームストロング教授は、次のようにアドバイスを促している。
この状況は永遠に続くわけではありません。そもそも永遠に続くものなどないのです。一時的なものだと認識することが大切です。
今の状況は、パンデミック前とは異なりますが、パンデミックが終わった後も今のような状況にはなりません。
もともと不安症の人は、それが他人からの否定的な評価や判断に対する過度の恐怖により生じます。コロナウイルスが原因で、現在人の周りにいることが脅威となる理由とは無関係です。
また、別の専門家は「コロナウイルスは一種の暴露療法(患者が恐怖を抱いている物や状況に対して、危険を伴うことなく直面させる不安障害に用いられる行動療法)と考えるのもアリかもしれない」と述べている。
つまりは、この脅威は必ず終わりが来るということだ。
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・自分の殻にこもらず安全な方法を見つけることが大切
アームストロング教授は、不安症と共存している人たちにこのようにアドバイスしている。