小芝風花『美食探偵』変幻自在「くるくる表情力」で評価急上昇!

日刊大衆

小芝風花『美食探偵』変幻自在「くるくる表情力」で評価急上昇!

 俳優の中村倫也(33)主演のドラマ『美食探偵明智五郎』(日本テレビ系)で、私立探偵の明智(中村倫也)に助手としてこき使われる小林苺役の女優、小芝風花(23)の振り幅の広い演技が好評なようだ。

 このドラマは、東村アキコの同名漫画が原作で、超美食家のイケメン探偵が“食”にまつわる殺人事件を、“食”を通じて暴いてくグルメなサスペンスドラマ。小芝がふんする苺は、移動弁当店の店主にして料理人で、明智に密かな想いを寄せている。

 毎回、中村相手のテンションの高い掛け合いや、メガネの配達員やヒゲの男性用務員など、潜入捜査用の奇想天外な変装コスプレでコミカルな演技を見せている小芝だが、5月10日放送の第5話では、シリアスで切ない演技を見せて視聴者を惹きつけた。

 それは明智が、殺人鬼のマリア(小池栄子/39)から1週間前に届いていたエアメールに、今回の事件のヒントが隠されていると気づくシーンでのこと。明智は「マリアは僕の身近な人間にターゲットを絞ってきている」とがく然とする。

 そして、マリアの“集団毒殺計画”を回避する糸口をつかんだことで活気づく明智だったが、苺の表情は複雑だった。実は先週、苺はマリアから「いつかあなたを明智五郎の目の前で殺す」「彼と私の前から消えて」と脅されていたのだ。

 エアメールのことを苺は「どうして教えてくれなかったんですか?」と問い詰めたが、明智は「君に教える必要が?」と問い返すだけ。明智の無神経な言動に、苺は「私がどんな気持ちでここにいるかわかりますか!?」と激しく訴えた。さらに苺は、明智がマリアのことになると、ふだんの何倍も活力がわいていると責める。すると、明智は「マリアは僕の特別な存在」だと明かし、ショックを受けた苺は絶望的な表情を浮かべると、部屋を駆け出していくのだった。

■シリアスからコミカルまで変幻自在な演技

 このシーンを見た視聴者は、ツイッター上で「笑顔が明るいキャラとのギャップで、明智とのやりとりが一層、切なく感じられた」「かわいさとコミカルさと切なさと……演技うまいなぁ」「細かい演技で表情がクルクル変わるの魅力的」などと、小芝の演技力を称賛する声が多く寄せられていた。

 小芝は12年放送のドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)で女優デビュー。14年公開の映画『魔女の宅急便』で主役のキキ役を務め、15年の「第57回ブルーリボン賞」で新人賞を受賞。そして、同年に放送されたNHKの連続テレビ小説あさが来た』でヒロインの長女役に抜擢され、注目度がアップした。

 最近では、昨年、放送されたドラマ『トクサツガガガ』(NHK)で、コミカルな妄想あふれる隠れ特撮オタクの主人公を熱演。その一方で、同年12月に4夜連続で放送されたドラマ『パラレル東京』(NHK)では主人公の女性キャスターを演じ、シリアスな演技力だけでなく、「ニュース読みが本物のアナウンサーみたいにうまい」などと、確かなアナウンス力にも高評価を得ていた。

 キュートなコメディエンヌからシリアスな社会派まで、多様なキャラに化ける、変幻自在な女優・小芝風花に今後も注目したい。

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