口は禍の元!日本神話の英雄ヤマトタケルが悲劇を招いた失言ワースト3 (3/5ページ)

Japaaan

はい、父上の仰る通り、私は兄上を『ねぎし』て差し上げましたよ?

暴行に及んだオウス(イメージ)。

具体的に何をしたかと言えば、オウスはオオウスを『ねじり殺し』、手足を引きちぎって薦(こも)にくるみ、まとめて厠(かわや)に投げ捨てた……とのこと。

「ねぎし」という言葉には「ねんごろに、親しく、じっくり」などの意味に加え、「ねじきる、すりつぶす」などの意味もあり、オウスはそれを誤解した……そうですが、さすがに解りそうなものです。

現代なら「可愛がる」を「あいさつ代わりに脅してor痛めつけておく」みたいなものでしょうか。それにしても、素手で人間の手足を引きちぎるというのは、凄まじい怪力ですね。

実の兄を惨殺しておきながら、眉一つ動かさずに報告するオウス……恐怖を感じた景行天皇が、彼を疎んじたのも仕方ないかも知れません。

失言その2:「こんな海、ひとっとびだぜ」豪語して海神を怒らせる

さて、景行天皇から凶暴さを恐れられたオウスは、厄介払いとして西へ東へ遠征を命じられる中、九州地方のクマソタケル(熊襲建)兄弟を討ち果たした時、ヤマトタケルの名を授かります。

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