星野源VS安倍首相「宣言解除の夜に」バチバチバトル第2章?

日刊大衆

星野源VS安倍首相「宣言解除の夜に」バチバチバトル第2章?

 アーティストの星野源(39)がMCを務める『おげんさんと(ほぼ)いっしょ』(NHK)が、5月25日に放送され、大きな反響を呼んでいる。

「この『おげんさんといっしょ』は、不定期放送の音楽トーク番組。星野がお母さんの“おげんさん”、高畑充希(28)がお父さん、藤井隆(48)が長女・隆子、声優の宮野真守(36)がねずみをそれぞれ演じています。ゆるいトークをしながらも、音楽について深く語ったり、実際に生演奏やセッションを楽しむ音楽番組です。今回はリモートで家族がバラバラの場所にいるので、タイトルは『(ほぼ)いっしょ』になっています」(制作会社関係者)

 番組は自粛生活についての話題となり、星野が4月5日にインスタグラムやYouTubeに投稿した『うちで踊ろう』動画の話へ。共演者の高畑や宮野のほか、三浦大知(32)や大泉洋(47)、バナナマンや歌手の岡崎体育(30)などなど、有名無名問わず、多くの人々がコラボセッション動画を投稿し、大いに話題となった楽曲だ。

        この投稿をInstagramで見る                  

おうちが楽しくなるね? #うちで踊ろう #チチも踊ろう

高畑充希(@mitsuki_takahata)がシェアした投稿 - 2020年 4月月5日午前2時19分PDT

 星野は「3月半ばくらいから、家の中でしばらく過ごすことになるだろうな、と海外の人たちを見ていて思った」「少しずつストレスが溜まっていったり、苦しい時間が増えてくるんじゃないかな、と予想して、そうなる前に何かできないか考えた」「一曲作って、自由に演奏やダンスを重ねていいですよ。ほら、いろいろ重ねられるでしょ、という楽曲を作ったら、楽しいんじゃないかな(と思った)」と、楽曲『うちで踊ろう』を作った理由を、”おげんさんが友だちの星野から聞いた”という体裁で明かしている。

「”うち”がひらがなになっている意味は、“家”だけではなかった。“家でじっとして過ごせるのは、働いている方々のおかげ”“そういう人たちも、輪の中に入れたい。参加できるようなものにしたい”“「おうち」から「お」を取って「うち」にしたら、「心の内」って言葉があるから、「心の内側で踊る」って意味になる。だから、「心で踊ろう」という意味になる”と、タイトルに込められた深い考えを話しています」(前同)

「キーを低くして、上に声を重ねられるように。女の子でも歌いやすいように、男の人もオクターブ上で重ねられるようにキーを低くした」と工夫を明かしたほか、生演奏にした理由については、「ちゃんとリズムキープして、同じテンポで作っちゃうと、打ち込みの人が有利でしょう?」「生楽器でやってくれる人と、打ち込みの人が同じスタートラインに立ってほしいと思ったから、わざと後半ちょっとテンポを上げたりして、少しずらしたりしたの」と、音楽家ならではの工夫があったことを語っている。

■多種多様な『うちで踊ろう』

「その後、『LUCKY TAPES』のKai Takahashi(高橋海)さんによる、キーボードやギターを駆使したセッション動画や、ピアニストのかてぃん(角野隼人)さんによる生ピアノ演奏を紹介し、星野も“今度一緒にやってみようと思える人がめちゃくちゃ増えた”“いつかやりたいな、すごいステキだな、と思う人がすごく増えた”と、話していましたね。その後も、Phasmaさんによるチップチューン(ファミコン風のピコピコ音)アレンジや、バイコージャクソンさんによる、“マイケル・ジャクソンとのコラボ”などなど、多種多様なコラボ動画が紹介されていました」(前出の制作会社関係者)

 番組のラストでは、高畑、宮野、藤井、そして事前に星野が集めていた、星野のバックバンドメンバーたちが投稿していたセッション動画をまとめた、超豪華な『うちで踊ろう~おげんさんバージョン~』が披露。

「離れ離れだけど、一緒に心を重ね合わせて歌いましょう」と、素晴らしい楽曲が披露され、最後は星野が「この形のおげんさん素敵ね。月イチとかでもできるんじゃない?」とリモート収録も面白かったことを、高畑や宮野と盛り上がり、番組は幕を閉じた。

 途中、松重豊が登場して、音楽に対するマニアックな愛情を星野と語りあう場面はあったものの、今回の放送は、ほぼ『うちで踊ろう』についての内容。しかし、そこに世間で大いに話題になった“あの人”の名は、ついに出ることはなかった。

■絶不評だったアベノコラボ動画

安倍晋三首相(65)ですね。4月12日、ツイッターに『うちで踊ろう』のコラボ動画を投稿して、大ひんしゅくを買いましたよね。メッセージは医療従事者を気遣い、外出自粛への協力を呼び掛けるまっとうなものだったんですが、ソファで犬を抱いたり、ティーカップを片手にくつろいだり、まるで貴族のような優雅な姿を投稿したことで、“こっちはそれどころじゃないんだよ!”“何様のつもりだ!”と大炎上。4月16日号の『週刊文春』(文藝春秋)によると、“官邸の金正恩”の異名を持つ佐伯(さいき)耕三首相秘書官が仕掛け人だったようですが、星野にとっては災難としか言えないような出来事でした」(女性誌記者)

 あまりの燃えさかりぶりに、星野は、12日深夜にインスタグラムに、

「ひとつだけ。安倍晋三さんが上げられた“うちで踊ろう”の動画ですが、これまで様々な動画をアップして下さっている沢山の皆さんと同じ様に、僕自身にも所属事務所にも事前連絡や確認は、事後も含めて一切ありません」

 と、わざわざ声明文を公表する事態に。せっかくの自粛期間中を楽しく過ごす企画に、ケチがついてしまったのだ。

「“外に行かなきゃ行けない人もいる。だから、うち、にした。胸の内という言葉もあるから”という星野の思いを踏みにじった形になりましたよね。今回の『おげんさん』でも、当然ながら、安倍総理の動画は流れず、触れもしませんでした。しかし、カットされた部分ではけっこう踏み込んだことを発言した、という可能性もあるかもしれません」(前同)

■星野いわく「ずいぶんぶっちゃけた」

 番組の終盤、高畑が「最悪、オンエアなくてもやりたいくらいに楽しいね」と発言すると、星野は「放送ではアレだけど、放送でカットされたところで、ずいぶんぶっちゃけたわね、私たち。非常に楽しかったわ」と返し、全員がそれに同意していた。

「ひょっとすると、安倍首相関係の話題だったのかもしれませんね。以前、星野はエッセイ『働く男』(マガジンハウス/文春文庫)で、

“今でもたまに、「音楽で世界を変えたい」と言う人がいる。僕は「音楽で世界は変えられない」と思っている。無理だ。音楽にそんな力はない。他の業界に比べて音楽業界は夢見がちな人が多い気がする。スタッフには「元ミュージシャン」とか表舞台に名残がある人も多いから、社会性のない人も多い。そんな人に限って言うのである。「君ら日本を変えられるよ」とかなんとか。

 そんなもんは戯れ言である。国を変えるのはいつでも政治だし、政治を変えるのはいつでも金の力だ。そこに音楽は介入できない。できたとしても、X JAPANの楽曲を使って型破りというイメージを定着させた小泉純一郎のように、ただ利用されるだけだ。

 でも、音楽でたった一人の人間は変えられるかもしれないと思う。たった一人の人間の心を支えられるかもしれないと思う。音楽は真ん中に立つ主役ではなく、人間に、人生に添えるものであると思う”

 と、音楽と政治の関係についてかなり踏み込んだコメントをしています」(前出の女性誌記者)

 ラストの『おげんさん』の一言は、安倍首相への宣戦布告だったのかもーー?

「星野源VS安倍首相「宣言解除の夜に」バチバチバトル第2章?」のページです。デイリーニュースオンラインは、インスタグラム(instagram)ツイッター(twitter)藤井隆三浦大知高畑充希エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る