犬が寝る前にくるくる回る2つの理由【犬ライフハック】 (2/2ページ)

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・2.快適な睡眠スペースを作るため

 飼い犬が、くるくるベッドの周りを回る時に、枕やクッションを引っ掻くような行動をすることがあるが、こちらも祖先だった野生の狼の本能的行為が残っているからだそうだ。

 ある説によると、野生の狼は眠る前に草むらなどを脚で踏み潰し、寝ようとしている場所にいる害虫やヘビなどを追い払い、石や棘、小枝などを取り除き快適な睡眠スペースを作ることを常としていたようだ。

 人間が、眠る前にベッドの毛布や枕を整え、快適に眠れるように準備するのと同様、野生の狼の特性を受け継いだ飼い犬も、居心地のいい寝床を確保しようとしてそのような行為をすると言われている。

 しかし、これらはあくまでも専門家らの「仮説」であり、犬がくるくる回る理由についての科学的検証を行った論文というのは、これまで存在していないということだ。


PHILosophy 101 | why do dogs circle before lying down?

・寝床を過度に回り過ぎることは要注意

 飼い犬の寝床のくるくる回りは、狼からの遺伝的素因の保持による行動であるということだが、だからといって飼い犬が野生化していくということはなく、単なる習性となっているので心配はない。

 ただ、犬が寝床を過度に旋回する時や鳴き声を伴っている時には要注意だそうだ。

 これは、犬が何らかの不快感を示していたり、不安を訴えたりしている可能性があるため、数回回っても落ち着きを見せないようであれば獣医の診察を受けることを専門家は勧めている。

written by Scarlet / edited by parumo
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