中村倫也『美食探偵』逆境で見せた「主演の不屈Tシャツ力」! (2/4ページ)

日刊大衆

「当初、中村が6月から黒木華(30)との舞台を予定していたため、通常よりだいぶ早い1月から撮り始めていたのが功を奏したようです。予定通りスタートした『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)や『ギルティ』(読売テレビ・日本テレビ系)も第3話で放送中止を余儀なくされましたが、ストックがあった『美食~』は5月17日の第6話まで放送することができました。せっかくのGP帯初主演ドラマが未曽有の世界的なパンデミックにぶち当たってしまった中村ですが、早撮りしていたのは不幸中の幸いだったかもしれません」(テレビ誌ライター)

 しかし、その裏には演者やスタッフたちの想像以上の苦労があったはず――。前述のライターはこう続ける。

■“あの名場面”は中村倫也によるドラマ視聴者への配慮だった!「皆さんの感情がなるべく途切れないように...」

「放送休止直前に放送された第6話では、中村演じる明智と小芝演じる苺の“ソーシャルディスタンス演出”が話題を呼びました。コロナ禍真っただ中ということもあり、当初プロデューサーは朗読劇のような形を提案したそうなのですが、中村から“フィクションを楽しんで下さっている視聴者の皆さんの感情がなるべく途切れないようにお届けしたい”と言われ、距離をとってセリフを言い合う形になったそうです。真っ暗な世界の中、スポットライトを浴びて向き合う2人。故・蜷川幸雄氏の舞台で鍛え上げられた中村と、若手演技派として将来が期待される小芝だからこそ成立したシーンだと思いますし、手が届きそうで届かない劇中の2人の距離感と現実世界の情勢が見事にマッチした“ドラマ史に残る名シーン”になったと思います」(前同)

 その後、約1か月間の休止期間を経て、6月14日より本編放送を再開。

「中村倫也『美食探偵』逆境で見せた「主演の不屈Tシャツ力」!」のページです。デイリーニュースオンラインは、美食探偵明智五郎偽装不倫あなたの番です3年A組東京タラレバ娘エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る