【本日発売】香りが増したカフェインゼロ、新『キリン 生茶デカフェ』の味は?【新旧飲み比べ】
カフェインゼロ緑茶でお馴染みのキリンビバレッジ『キリン 生茶デカフェ』がリニューアルして新発売。香りを引き立てる製法で、より緑茶らしさをアップした。これによって味わいはどのように変わったのだろうか。その違い、新旧飲み比べをして確かめてみよう。
■カフェインとり過ぎ時代のカフェインレス緑茶。茶葉の火入れと抽出温度を見直し。よりリアルな緑茶の香りに!
2014年4月に登場した世界初(※)のペットボトル入りカフェインゼロ緑茶飲料「キリンやさしさ生茶カフェインゼロ」が発売されてはや6年。カフェインが飲めない妊婦、良質な睡眠や身体への刺激を避けたい人々を中心にその需要が高まっている。特に女性を中心に年代が増すごとにその傾向は高まりつつあるようだ。
※ペットボトル入り緑茶史上初(100ml当たりカフェイン含有量0.001g未満のPET容器詰め緑茶飲料、2014年2月SVPジャパン調べ)
左:新『キリン 生茶デカフェ』、右:旧『キリン 生茶デカフェ』
この度発売となったキリンビバレッジ『キリン 生茶デカフェ』(450mlPET・希望小売価格 税抜140円・2020年7月7日発売)は、カフェインゼロでも美味しい無糖茶を目指しクオリティアップしたリニューアル商品。茶葉の火入れと抽出温度を見直したことで、緑茶の香りがより引き立つようになった。
左:新『キリン 生茶デカフェ』、右:旧『キリン 生茶デカフェ』
パッケージはシンプルベースはそのままに緑茶の本格感を表現するために茶葉イラストの追加や味わいの特徴「まろやかなあまみ」と書いた金帯などが追加。味のイメージが付きやすくなって手に取りやすくなった。
国産茶葉100%使用。『キリン 生茶』を踏襲した色違いデザイン
ちなみに、同社では2019年2月に「キリングループプラスチックポリシー」を策定し、リサイクル樹脂の割合を増やすべく活動している。リニューアルに伴い、その取り組みを周知してもらうためのデザインが組み込まれたようだ。なお、現在は再生ペット樹脂を100%使用したペットボトルを使用している。
今回はリニューアルした新『キリン 生茶デカフェ』と旧「キリン 生茶デカフェ」を飲み比べして、その違いを確かめてみよう。
■新『キリン 生茶デカフェ』
まずはリニューアル版から。基本的な製法は従来と変わっておらず、カフェインだけを吸着除去する「カフェインクリア製法」や、「まるごと微粉砕茶葉」&「まる搾り生茶葉抽出物」などを用いた、緑茶の美味しさを可能な限り残したもの。
これは、事前にカフェインを排除するのではなくお茶を抽出した後に取り除くことで茶葉本来の香りやコクが残るという仕組みだ。とはいえ、除去前とまるっきり同じというのは難しく、これまでは比較的スッキリとした香りや苦味がない味わいとなっていた。
1本あたりのエネルギー、糖質、カフェインともに0
キャップをくるっと回してひと嗅ぎ。確かに角のない丸みと渋さを感じる緑茶らしい香りを感じる。『キリン 生茶デカフェ』と知らなければ違いが分からないほどだ。
味についてはノンカフェインらしい苦みや雑味のないクリアな味わい。「まろやかなあまみ」とあるように、刺激のないすんなりとした口当たりとなっている。記者も緑茶をよく飲むが、文句なしに美味しいレベル。寝る前にも安心して飲めるのならこれを常用したいくらいだ。
■旧『キリン 生茶デカフェ』
続いては旧『キリン 生茶デカフェ』。キャップを開けたときの香りは確かにリニューアル版と比べるとあっさりとした印象。茶葉が舞っていないような感覚である。液色は若干濃いように見える。
それは味わいにも反映されており、クセのない甘味を感じる味となっている。おそらく味の違いはほとんどないのだが、ほんの少しだけこちらのほうがクリアな味わい。香りや風味が鼻孔を刺激しない分そう感じているのだろう。
液色がリニューアル版のほうが薄め
そういうことを踏まえるとやはりリニューアルした『キリン 生茶デカフェ』は香りが立っている分、緑茶を飲んでいるという気分を満喫できる。ごくわずかな違いだが、良いリニューアルだ。
全国のスーパー、コンビニで発売中。