ダウンタウン新CMも追い風!?『水ダウ』“鬼企画”リスタート計画

日刊大衆

ダウンタウン
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 7月15日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)は、「芸人が今までで一番面白かった瞬間は誰が見ても面白い説」第4弾と「SNS上のリレー、最後うやむやになる説」の2本が放送予定。コロナ禍の影響で4月29日以降の放送はほとんど総集編や特別企画ばかりとなっていたため、従来の「パネラーがスタジオで説を提唱して実証」するスタイルは、およそ2か月半ぶりとなる。

「とはいっても、クセの強い番組だけに、これまでも単純な再放送ではなく、独特すぎる傑作選や現状ならではの特別企画で、2か月半どうにか乗り切ることに成功しました。ストックがなくなった当初の4月29日、5月13日は、19年3月末に放送した『新元号を当てるまで脱出できない生活』や、安田大サーカスクロちゃん(43)のTwitter企画『フューチャークロちゃん』を再放送していいました。特に『新元号』はギャラクシー賞を取った素晴らしい企画でしたが、いま思い返すと、普通の再放送でした。この次あたりから、どんどん再放送に奇抜なプラスアルファが入るようになっていきましたね」(専門誌記者)

 5月19日には『布袋の説かき集めたらそろそろ1時間埋まるんじゃないか説を検証!』と何度も告知。ギタリストの布袋寅泰にまつわる説をこれまで番組では何度も取り上げてきており、1時間埋まるのでは……としていたにもかかわらず、『布袋』の説は10分程度で終了。その後は、過去にギャラクシー賞を受賞した15年の『徳川慶喜を生で見たことがある人はまだギリこの世にいる説』と17年の『先生のモノマネ プロがやったら死ぬほど子供にウケる説』を放送した後、最後に時事ネタとして『コロナ(ビール)の瓶に入ったライム、処分する人めっちゃ困ってる説』を放送するというサプライズで、視聴者を驚かせた。

「その後も、スタジオで浜田が大爆笑した説を集めた『浜田高笑いべスト10』や、5分に満たない短い説を集めた『検証VTRショート説ランキングTOP50』、検証時に多くの都道府県を移動した説を集めた『県またぎSP』などなど、いくつもの総集編が放送されてきました。また、完全新作の特別企画が2本放送されたんですが、どちらも斬新で面白かったですね」(前同)

■リモコンクロちゃんにスタッフ座談会

 新規となった特別企画は、6月3日に放送された『リモート“コントロール”クロちゃん』と、7月1日に放送した『番組ADが語る“しんどかった説"座談会』の2種類。どちらもいつもの『水ダウ』とは一味違う振り切りぶりが、話題を呼んだ。

「『リモコンクロちゃん』は放送前からスゴかった。“緊急リモート企画”以外情報が一切シャットアウトされていて、放送の瞬間まで徹底して伏せられていました。

“視聴者投票で、リアルタイムにクロちゃんを操作する”という想像の斜め上を行く企画でしたが、終始“玉ねぎや焼き肉のたれでゲテモノジュースを作る”“じゃんけんに負けて罰ゲーム”と、都合よく面白い展開が続いたことから、実は『録画を生放送として流してもバレない説』の検証ではないか、と疑う視聴者もいました。これについては、いまだに真相は明かされていません」(前出の専門誌記者)

『座談会』でも、説の検証にいつも骨を折っているADの苦労話や、過酷なロケの思い話が語られ、裏方の努力が視聴者にも伝わり好評に終わった。タレントを追い込むスタイルの番組だけに、スタッフを快く思っていなかった視聴者も、「スタッフも大変だったんだな」「芸人よりもキツいかも」という声も放送時に見受けられた。

■いよいよ放送再開!

「これらの総集編や特別企画で、ロケができなかった2か月半を持たせていたわけですが、その間に数多くの新企画を検討しているはずです。初期はプロデューサーとして『水ダウ』を立ち上げた藤井健太郎ディレクターは、18年10月の『ねとらぼ』インタビューで、“日本最北端のホームレスを探す”“芸能人にドーピングすると記録がどれくらい伸びるか”という鬼のような企画がボツになったことを明かしていることから考えても、いろいろと検討しているでしょうね」(制作会社関係者)

 3月8日に藤井氏はツイッターに、

「出来ないけど『コロナに積極的にかかりにいく』って企画、毎日YouTubeに上げたら盛り上がりそう。で、めちゃくちゃ頑張っても結局かかれないってオチがベスト」

 と投稿し、炎上を引き起こしている。ブラックジョークではあるが、こういった奇抜な発想が、『水ダウ』には欠かせないのだろう。

■放送再開に合わせてコンビの新CMも!

「16年の『CREATIVE VILLAGE』でのインタビューで藤井氏は“まず聞いた時にワードとして面白いこと。そして、検証の結果、答えに興味が持てること。さらに、結果に至るまでの過程が面白く描けるかどうか“の3つを説の採用基準としつつも、”どこかの要素が欠けていても、他のどれかが突出していればそれもアリ“としています。今後どのような説が飛び出すか、楽しみですね」(前同)

 さらに14日には、ダウンタウンが出演するニュースアプリ『SmartNews(スマートニュース)』のCMのオンエアが開始され、大いに話題となっている。

「2人で『スマニュー』の便利さをアピールした後、“でも、浜田の方が好き”“スマニューって、俺らみたいやな!”“浜田、オトクな情報、ホントにありがとうな!”と2人でイチャイチャするコンビ愛にあふれたCMです(笑)。意外にも、松本と浜田がコンビでCMに出るのは10年ぶり。大いに注目されています。『水ダウ』の放送再開を祝福するようなタイミングですね(笑)」(前同)

 まさに本調子を取り戻したといえる『水ダウ』。これからも、いろいろな説が期待できそうだーー。

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