吉沢亮に草なぎ剛『青天を衝け』NHKが“ド級豪華キャスト”に踏み切ったワケ (3/4ページ)

日刊大衆

というのも、『いだてん』も『青天を衝け』同様に大河ドラマにはイレギュラーな近現代モノで、阿部サダヲ(50)、中村勘九郎(38)のW主演に加え、松坂桃李(31)、星野源(39)と人気者ぞろいだったのだ。

 しかし、その『いだてん』が、全話平均視聴率8.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、大河ドラマの最低記録を更新してしまったことは記憶に新しい。今回発表された『青天を衝け』の鳥肌ものの豪華キャストを見ると、『いだてん』のリベンジを狙っているのではないか思えてくる。

 実は『いだてん』以前から、大河ドラマでの近現代モノは当たらないと言われてきた。84年は太平洋戦争前後を描いた『山河燃ゆ』、85年には明治大正期を舞台とした『春の怒涛』、太平洋戦争後の話が描かれた86年『いのち』は近現代大河3部作といわれるが、これらは人気を得られず、『いだてん』まで実に33年間、近現代の話は敬遠されてきた。

■新しい大河ドラマを作りたいNHK

 そして、その法則通りに『いだてん』も不発に終わり、近現代モノは受けないということを再証明してしまった。だが、だからといって、手堅い時代ものばかりをやるわけにもいかない。戦国時代に明治維新と、人気の時代はすでにあらゆる切り口で取り上げられてしまっている。一方、平安時代と源平合戦を描いた12年『平清盛』が不調だったように、時代をさかのぼりすぎても人気を得られない。

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