立川志らく『グッとラック!』もはやお手上げ?半分解体で健康番組に!!

日刊大衆

※画像は『グッとラック!』公式サイトより
※画像は『グッとラック!』公式サイトより

「コロナ不況は各業界に大ダメージを与えていますが、テレビ界への影響も本当に甚大です」(制作会社関係者)

 8月6日、民放キー局5社の4~6月期の決算が出そろった。新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止や広告出稿の減少などが重なり、テレビ東京以外の4社は前年同期比から減収。

 最終利益の落ち込みが最大だったのはフジ・メディアHDで、前年同期比90.6%減の20億円。日本テレビHDは81.7%減の15億円となった。

「TBSは前年同期比65億円から47億円と、フジテレビや日本テレビと比べれば見た目の打撃は少ないですが、TBSでも以前から各番組の制作費を削減したり、広告出稿が望めないシニア層がメイン視聴者の番組を打ち切るなどの改革を進めてきました。

 その改革のメスが朝の情報番組『グッとラック!』にも入ることになるようなんです」(前同)

■「第2部を全カット」とは!?

 視聴率低迷により2019年9月27日に終了した、TOKIO国分太一(45)と真矢ミキ(56)MCの『ビビット』の後継番組として、同月30日にスタートした『グッとラック!』。

ひるおび!』(TBS系)での庶民目線のコメントで評判が高かった落語家の立川志らく(57)をMCに迎え、月曜日から木曜日までは午前8時から10時25分、金曜日は午前8時から9時55分まで放送されている。

「『ビビット』からバトンを受け取ったものの、『グッとラック!』も低空飛行で平均視聴率は3%程度。同時間帯でトップを走る『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は10%を取るのに、『グッとラック!』は『モーニングショー』と2位争いを繰り広げる『スッキリ』(日本テレビ系)や『とくダネ!』(フジテレビ系)の半分程度の視聴率しか取れず、まだスタートして1年ですが、大幅なテコ入れをすることになったようです。

 そのテコ入れというのが、“2部を全カットする”というものなんです。詳しく言うと、金曜日を除く月曜日から木曜日までの『グッとラック!』は、8時から9時55分までが『第1部』、そこから10時25分までが『第2部』という構成になっているんです。

 まだ詳細は明らかになっていませんが、今後のリニューアルで第2部を“エクササイズと通販の番組にする”という話が持ち上がっているというんです」(前出の制作会社関係者)

 現在も月曜日から木曜日の番組内で、森三中村上知子(40)がMCを務める通販コーナー『納得!買い得!キニナルマーケット』が放送されている。

■視聴率ではなく日銭を取りに行く!?

 民放キー局ディレクターは話す。

「同時間帯の『ノンストップ!』(フジテレビ系)でもペナルティのヒデ(49)が出演する『いいものプレミアム』が放送されていますが、同コーナーの商品はよく売れるといいます。『ノンストップ!』は視聴率がそれほどではありませんが、通販コーナーの売り上げがあって、フジテレビにとってもリアルな収益になっているといいます。

 保阪尚希(52)は40歳でテレビショッピング番組に出演するようになり、現在ではテレビショッピング専門チャンネルQVCで『保阪流』という番組を持ち、自身がプロデュースする商品などを販売し、その年商は10億円とも言われています。それだけ、テレビショッピングは需要があるということ。

 TBSでも、まったく視聴率が取れない『グッとラック!』の第2部を打ち切って、エクササイズや健康がテーマの番組にし、そこに健康器具や健康食品などを勧める通販の要素を追加するような構成にするのではないでしょうか。女性誌や健康系のサイトでも日々、新たなネタが誕生していますから、番組で取り上げるコンテンツも無数にある。

 高齢化が進んでいることもあり、今後もヘルシーブームは続くでしょうし、『グッとラック!』が放送されている時間帯にテレビの前にいる主婦層にもピッタリのジャンルですよね。TBSとしては視聴率よりも、割り切って“物販で日銭を取りに行く”という方針なのではないでしょうか」

 これまでの形を“解体”して、秋の改編で『グッとラック!』ははたして生まれ変わるのか!? 注目したい。

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