宮迫博之、復帰切望『アメトーーク!』がMAX出演困難な3つのワケ!!

日刊大衆

宮迫博之(雨上がり決死隊)
宮迫博之(雨上がり決死隊)

 2019年7月、闇営業問題で吉本興業を退社した雨上がり決死隊宮迫博之(50)が、11月16日付の『NEWSポストセブン』のインタビューに応じ、現在の胸中や今後の活動について赤裸々に語っている。

 宮迫は相方の蛍原徹(52)に対して、「芸能界に戻れる状況を(自分で)必ず作る。YouTubeを頑張りながら、そこにたどり着くから待っていてほしい」と伝えたことや、テレビ局が吉本興業に忖度していることもあって、「自分をキャスティングできないのではないか」、そのため「吉本芸人と番組をやっている人は僕との共演はNG」だと話している。

 しかし、テレビの出演オファーはゼロではないという。それでも宮迫自身は、復帰するのであればコンビの冠番組である『アメトーーク!』(テレビ朝日系)だと考えているため、これまでオファーを断ってきたといい、『アメトーーク!』でテレビ復帰をするためにテレビ局との話し合いを進めていきたいと意気込みを語っている。

「このインタビューの聞き手は『週刊文春』(文藝春秋)の元記者でジャーナリストの赤石晋一郎氏なんですが、赤石氏は11月7日に宮迫の公式YouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』にアップされた『文春の記者さんと直接対決をしてきました』に出演して、週刊誌記者の実情について語っているんです。

 そのため、『NEWSポストセブン』に宮迫のインタビューが掲載されたのは、YouTubeとの相互企画なのでしょうね」(芸能記者)

■宮迫後見人の明石家さんまが『アメトーーク!』出演

 宮迫が復帰を切望するその『アメトーーク!』に、大物芸人・明石家さんま(65)が出演することになるようだ。

 11月14日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演したさんまは、年末年始の番組に関するトークになると、「『アメトーーク!』の話はしていいの?」とスタッフに確認。しかしまだ情報解禁前だったようで、スタッフから制止されつつ「番組名は言わないですけど、陣内(智則)と俺がいて、(霜降り明星の)せいやがいて、ホトちゃんいてね」と、『アメトーーク!』に出演することを示唆した。

「さんまさんは年末年始の『アメトーーク!』の特番に出演するんでしょうね。闇営業騒動後、宮迫さんはさんまさんの個人事務所預かりになりましたし、当時からさんまさんは宮迫さんを助けるために『アメトーーク!』に出演するとも言っていましたし、実際に昨年末の特番に出演しています。

 ただ、宮迫さんがYouTubeを始めたことなどについては“もう、俺の言うことも聞かんへんようになってもうた”とも話している。さんまさんは“宮迫にも生活があるからしょうがない”と思いつつも、やはりYouTuberをやっていることには納得がいってはいないのではないでしょうか。

 闇営業騒動から1年以上が経過し、宮迫さんとの関係が微妙になっているとも噂されるさんまさんが今、『アメトーーク!』に出演するのは、宮迫さんを助けたいというよりも、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)や『痛快!明石家電視台』(MBSテレビ)に出演してくれている相方の蛍原さんそして彼の番組を盛り上げたいという思いからかもしれませんね」(制作会社関係者)

■吉本芸人がいないと番組は成り立たない

 さんまが再び『アメトーーク!』の特番に出演することが明らかになったものの、「宮迫さん本人の出演は現実的には極めて難しい」と話すのはお笑い関係者。

「その理由は3つあります。1つ目はテレビ局と吉本興業の関係ですよね。宮迫さん自身がインタビューで話していますが、テレビ局の吉本への忖度は当然あるでしょう。『アメトーーク!』に出演している芸人の多くが吉本所属で、吉本芸人がいないと成立しないとも言える番組です。

 また、『アメトーーク!』の演出・エグゼクティブプロデューサーを手掛けるK氏は、今年6月の人事で役員待遇に昇進しているテレビ朝日を代表するテレビマンですが、他にも『ロンドンハーツ』も担当しています。

 同番組もやはり吉本芸人がいないと成立しません。また、番組MCのロンドンブーツ1号2号田村淳さん(46)も吉本所属です。相方の田村亮さん(48)は闇営業問題を経て吉本とはエージェント契約を結んでいますが、実際の仕事の窓口は、元の吉本のマネージャーだったりしますからね」

■『テレビ千鳥』を『アメトーーク!』枠に昇格させる話も

 K氏は、今を時めく超人気芸人・千鳥の冠番組『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の総合演出・エグゼクティブプロデューサーも務めている。

「同番組は10月に深夜から日曜のプライム帯に昇格しましたが、宮迫さんの闇営業問題が取り沙汰され、『アメトーーク!』継続の危機が言われた際には、『テレビ千鳥』を同枠に昇格させるとも言われたぐらい、将来を期待された番組です。

 つまり、役員待遇に昇進したK氏はこれまで、さまざまな番組、コンテンツで吉本とガッチリ組んでテレビ朝日に大きな利益をもたらしてきたわけです。そう考えると、吉本との関係が改善されないことには宮迫が『アメトーーク!』に復帰することは100%、いや120%無理でしょうね。

 そして2つ目の理由というのが、宮迫さんとオリエンタルラジオ中田敦彦さん(38)がYouTubeで立ち上げる新番組の存在ですよね」(前出のお笑い関係者)

■テレビを“捨てた”オリラジ中田とのタッグ

 11月14日、宮迫と中田がテレビ番組と変わらないクオリティの、本格的なトークバラエティ番組『WinWinWiiin(ウィンウィンウィーン)』をスタートさせることが明らかになった。番組では、中田がゲストの魅力や秘密などをプレゼンし、MCの宮迫がそれを深掘りしていくような内容になるという。

 初回は11月21日19時から、前編は中田のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』で、後編は宮迫の『宮迫ですッ!』で配信される。

「11月16日、初回ゲストには6月にジャニーズ事務所を退所した元NEWSの手越祐也(33)が出演することが明らかになりました。また、収録スタジオのセットにもかなりの予算を割き、テレビ顔負けの番組になるようです。ただ、ゲストを1人呼んで、番組ホストの2人がその人物を深掘りするという構成は、初期の『アメトーーク!』にそっくりなんですよね」(前出のお笑い関係者)

 宮迫がタッグを組む中田は、11月9日に『Yahoo!ニュース』のインタビューに応じ、テレビの仕事を減らしてYouTubeにシフトしていったことについて「“干された”と言われることもあるけど、それも半分正解なんですよ」と切り出したものの、「ただ、最後は自分から“すみません、もう卒業させてください”と言って辞めたんです。ここにいるよりも他にやりたいことがあると思ったから」と語っている。

「中田さんは、テレビ界を離れていく過程で相当、スタッフから評判が悪かったですよ。もう自分は次のステージに進もうとしていたからでしょうが……。

 テレビとYouTubeという違いはありますが、闇営業問題で迷惑をかけて急きょ降板することになった『アメトーーク!』に似たような番組をやること、テレビを捨ててYouTubeのほうがやりたいことができると考えている中田さんとタッグを組むことに、宮迫さんとこれまで一緒に番組を作ってきた『アメトーーク!』関係者は、良い顔はしないのではないでしょうか……」(前同)

■宮迫がいなくても『アメトーーク!』は好調!

 3つ目の理由は、宮迫不在でも『アメトーーク!』が好調を維持していることだという。

「昨年7月に宮迫さんが番組を降板して以降も数字は好調なんです。今回の宮迫さんのインタビュー記事に対しても“最近の『アメトーーク!』、ゲストの面白さが際立ってよいです”、“『アメトーーク!』を見ている限りでは今のままでも問題ない気がする”といった声が多数上がっています。

 宮迫さん降板後は、MCの蛍原さんの隣にケンドーコバヤシさん(48)や陣内智則さん(46)などの実力派の中堅芸人が座り、ひな壇芸人の話をしっかり拾ってツッコミを入れることもできる。宮迫さんがいなくてもフォーマットがしっかりできているため、番組がばっちり成立している。そのため、スポンサーからの反発を招きかねない宮迫さんを復帰させる必要もなくなりつつあるんです」(前出のお笑い関係者)

「テレビへの復帰は『アメトーーク!』で」と語った宮迫だが、その意中の番組は、実は最も遠いところにあるのかもしれない――。

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