サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「グローリーヴェイズが主役食い」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

 あとは、斤量が軽くなることもあり、牝馬(5勝2着3回)がよく頑張っている。2年前の覇者はアーモンドアイ、昨年の2着馬はカレンブーケドール。ともに当時は3歳の牝馬だ。今年は牝馬三冠のデアリングタクトがこの条件に当てはまり、ラヴズオンリーユーを含めた牝馬4頭からは目が離せまい。

 アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの「主役」が人気を分け合うことになるとみられるが、穴党としては、これではおもしろみがない。最も期待を寄せてみたいのは、グローリーヴェイズだ。

 この馬も人気の一角だが、それでも評価は4、5番手といったところ。しかし、目下の充実ぶりは目をみはるものがある。以前はひ弱かっただけに、間を置いて大事に使われてきた。5歳とはいえ、今が「最盛期」と思わせるほど気配のよさが目立つのだ。

 宝塚記念(17着)の大敗明けとあって不安視された前走の京都大賞典は、58キロの斤量を背負いながらの完勝劇。香港ヴァーズを完勝しただけのことはあり、地力が違っていた。

 休み明けを使われたことで、この中間はさらに良化。稽古内容もすばらしく、厩舎関係者は「デビュー以来、最高の状態で臨めそう」と、仕上がりのよさを強調している。

 曾祖母は史上初の牝馬三冠(当時は桜花賞、オークス、エリザベス女王杯)を達成したメジロラモーヌ。東京コースは初めてになるが、息の長い強烈な末脚が武器だけに向かないはずはない。「主役」を食うだけの下地は十分とみた。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「グローリーヴェイズが主役食い」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2020年 12/3号グローリーヴェイズジャパンカップ水戸正晴競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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