ワキでも光る『姉ちゃんの恋人』キンプリ髙橋海人の「あふれる才能」 (2/3ページ)
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例えば、2018年紅白歌合戦の記者会見に出席する際のスタッフとの打合せで、記者に向けて挨拶をすることを「(代表者のみでなく)みんな絶対しゃべんなきゃいけないの?」とつぶやくように聞いて、メンバーの平野紫耀(23)に「(光栄なことなのに)悪い子だな、お前は」と軽くたしなめられるのだが、グループでは最年少で末っ子の髙橋らしい甘え方だなと思わせたシーンだった。その場で感じたことを、隠すことなく伝えることができる素直さに、憎めない、むしろ可愛いと思わせてしまう力があるのは、共通した個性に見える。
■コミュニケーション力の高さが生み出す出会いに注目
家族である姉ちゃん・桃子(有村架純/27)の好きな人と仲良くなるなど、そうないことだと思うのだが、安達家の3兄弟には壁がないからあり得てしまう。河川敷でキャッチボールをしているところで、姉ちゃんの好きな人・吉岡(林遣都/29)に会うのだが、隠れもせず、バレていたことを詫び、ジュースを飲みながらお話してしまうなど、コミュニケーション力が非常に高い。これは偶然の機会だったが、吉岡と顔見知りになるきっかけを描いた重要なシーンで、とうとう本筋に安達3兄弟が絡んできたのだ。
姉ちゃんが『生きていく上で必要なのは衣食住だと教えてくれたから』と、和輝は食品業界を志望し、次男・優輝(日向亘/16)は建設業界、三男・朝輝(南出凌嘉/15)は中学生ということもありまだ決めかねている、といった様子だ。
ところで吉岡は、以前食品会社に勤務していたエリートだったわけだが、和輝が食品業界を志望していることを聞いて少々戸惑いを見せた。