菅首相、全国民ブチギレ「Go To」停止は嫌々!年明け即ゾンビ復活!!

日刊大衆

菅義偉首相
菅義偉首相

 12月14日夜、菅義偉首相(72)は首相官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で、観光支援事業「Go To トラベル」について、12月28日から2021年1月11日までの間「全国一斉に一時停止する」と表明した。

「Go To トラベル」は菅首相の肝いりの政策だったが、コロナ感染再拡大に歯止めがかからないことから方針転換を余儀なくされた。

 12月15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、首相周辺関係者のコメントとして「全国で一時停止することで、感染との因果関係がないことがはっきりするだろう」と伝えた。

 番組に出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「かなり皮肉な見方なのですが」と前置きし、「一時停止したからといって本当に(感染者数が)減るのかは誰にもわからない。なぜ増えているのか、減っているのか、本当の原因は誰にもわからない」とコメント。

 そして、今回の決定が「思いがけない効果を生むかもしれないし、そうでないかもしれないというのが今の状況」と説明した。

「田崎氏は首相に近い関係にあり、情報源や考え方は与党寄りです。その田崎氏が“Go Toを一時停止したからといって感染者が減るかはわからない”と話している。田崎氏が話している内容は菅首相の考えと同じだといいます。つまり首相は“Go Toとコロナ感染拡大はいっさい関係がない”と考えているそうで、Go To一時停止は、“コロナ感染拡大との因果関係がないことを証明するため”にやるという話です。

 ですので、『Go To』を停止しても感染者数が今と変わらない、“Go Toと感染者数増加には因果関係がない”ことが明らかになったら、菅首相は、年明けすぐにでも『Go To トラベル』を復活させるつもりだそうです」(夕刊紙記者)

■菅政権が見ているのは支持率だけ!!

 これまで「ステイホームなどの自粛を求めると同時に、旅行を奨励するのは矛盾ではないか」といった激しい批判があったものの、菅内閣は経済を優先して「Go To トラベル」を停止させることはなかった。

「にもかかわらず、年末のこのタイミングで急きょ停止という一貫しない姿勢に、国民も事業者も大困惑してしまいますよね。菅首相は12月11日にニコニコ動画に出演した段階では“まだそこ(停止)は考えていない”と否定していたんです。ところが、わずか3日で方針を転換したんです。その発言を受けて年末の旅行の予約をした人、そしてキャンセルの被害を受けるであろう事業者の損害は、明らかに菅首相の“ブレ”のせいですよね。首相が急遽、方針展開をしたワケ、それは支持率の急落が明らかになったからです」(前出の夕刊紙記者)

 12月14日に発表されたNHKの世論調査によると、菅内閣を「支持する」と答えた人は先月の調査より14ポイント下がって42%、「支持しない」と答えた人は17ポイント上がって36%となった。

■立川志らくも菅首相に激怒!

「結局、菅内閣は国民の声や報道ではなく、数字しか見ていないということでしょう。菅首相は12月14日に東京・新宿区の国立国際医療研究センターを視察し、“医療従事者たちの処遇を向上させる”という考えを示しました。

 ただ、この視察もいわゆるパフォーマンスで、視察の前に菅首相は『Go To』を停止することに決めていたんです。決めたうえで医療現場を視察し、“医療従事者が疲弊している”という理由も踏まえているという体裁を整えて『Go To』を停止したといいますよ」(前出の夕刊紙記者)

 12月5日放送の『グッとラック!』(TBS系)に出演した落語家の立川志らく(57)は、「菅総理は何でこんなにブレるんだろうと。当人は全然ブレていないと言うんだけど、ブレたように見えるのだから、ちゃんと説明しないといけないと思います」とコメントした。

 そして「支持率が下がったら慌てて手のひらを返したみたいに“みんなのために”って。みんなのためにじゃなくて、自分たちの政治生命のためにやってるんじゃねえかって思えてくる」と怒りをぶつけた。

■停止決定後、みのもんたらとの会食に怒りの声

「Go To」停止を表明した14日夜、菅首相はソフトバンクの王貞治会長(80)、タレントのみのもんた(76)、杉良太郎(76)、自民党の二階俊博幹事長(81)らと、都内の高級ステーキハウスで会食を楽しんだことも明らかになった。

 これにネットでは「このタイミングでの会食とはどういう神経をしているんだよ。何が“不要不急の外出を控えて下さい”だ! 笑わせるにもほどがある」「どれだけ国民の神経を逆撫でするような行為を行うのでしょうね。不要不急の外出を避けましょう? 大人数での会食は避けましょう? 国民に負担を強いておきながら、自分は特別扱いですか?」といった批判の声が殺到している。

「菅首相も含め、全員が全員高齢者ですからね。国民が“言ってることとやっていることが違い過ぎる”と思うのは当たり前です。

 そんな逆風にありながら、菅首相は腹の中では『Go To』をゾンビのように復活させたいと考えているといいます。それは会食に同席した二階氏にも関連していますからね」(前出の夕刊紙記者)

 二階氏は「全国旅行業協会」の会長を務め、「Go To トラベル」を強く推進してきた人物として知られる。

「無派閥の菅氏が首相になることができたのは、自民党総裁選挙で真っ先に二階氏が菅氏支持を打ち出したから。党役員人事や組閣では重要なポストに二階派の議員が名を連ねましたからね。菅首相は今でも二階氏には足を向けて寝られないでしょう。

 そういった関係もあり、菅首相は停止を表明したもののできるだけ早く『Go To』を再開させたいと考えている。ただ、菅首相に対しては政府関係者からも“何がしたいんだ。誰もついていけない、振り回すのもいい加減にしてほしい”という声も上がっていますね」(前同)

 内閣発足から3か月で支持率が急落した菅政権。早くも多くの永田町関係者からは、「政権はすでに死に体」の声が上がっているという……。

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