三浦春馬が魂を刻んだ「五代友厚」次は誰が?後継への重責と期待

日刊大衆

三浦春馬
三浦春馬

 役者・三浦春馬(享年30)の遺作となった主演映画『天外者』。12月11日に全国の劇場で封切られた同作は、興収ランキングで初登場4位を記録したほか、Fⅰlmarks(フィルマークス)が発表した初日満足度ランキングでも1位を獲得。いまだにロングラン上映が続くなど、高い注目を集めている。

 同作で春馬さんが演じているのが、幕末から明治初期にかけて薩摩藩士・実業家として活躍した五代友厚という男だ。商法会議所(現大阪商工会議所)や株式取引所(現大阪証券取引所)の生みの親であり、近代大坂経済の礎を築いたとされている。

「明治の混乱期、強靭な精神力とエネルギーで日本の未来を切り開いていった五代の生き様を、春馬さんは全身全霊で演じています。“私は、夢のある未来が欲しいだけだ”というセリフをはじめ、時代の波に翻弄されながらも真っすぐに突き進む五代の姿が、どこか春馬さん本人の実直な人柄に重なるようで……。劇場に足を運んだ観客からも、“魂の演技”“五代友厚そのもの”“間違いなく代表作”と高い評価を受けています」(映画ライター)

 「三浦春馬の五代友厚」が好評を博す一方で、一部のファンが気にしているのが、2月14日からスタートする吉沢亮(26)主演のNHK大河ドラマ青天を衝け』だ。

■ディーン・フジオカ、三浦春馬につづき五代を演じるのは……

 吉沢が演じるのは、五代と同時代に活躍し、「日本資本主義の父」と称される実業家・渋沢栄一。2人は“西の五代、東の渋沢”と呼ばれ、日本の近代化を語る上で欠かせないことから、渋沢栄一の生涯を描く『青天を衝け』においても、恐らく五代は後半の重要なキーパーソンとなるはずだ。

「物語は栄一の幼少期、幕末時代からスタートするため、現時点ではまだ五代のキャスティングは発表されていません。2015年下半期に放送された朝ドラ『あさが来た』でも同様の時代が描かれましたが、同作ではディーン・フジオカ(40)が“スマートな五代”を演じて、一気にブレイクを果たしました。ディーンに春馬さんとくれば、次に演じる役者のプレッシャーは相当のものでしょう」(テレビ誌記者)

 重責がのしかかる大役。彼らに続いて五代を演じるのは、一体誰なのだろうか。

「個人的な予想になりますが、今回の大河は主演の吉沢を初めフレッシュな顔ぶれが中心だけに、五代役にはバランスをとって中堅の演技派を置くのではないでしょうか。

 NHKはお気に入り俳優を何度も使う傾向にあるので、昨年末に同局で放送された『岸部露伴は動かない』に出演していた高橋一生(40)、森山未來(36)、中村倫也(34)あたりの可能性は十分あると思います。

■あの実力派俳優の可能性も……!?

 また、昨年の朝ドラ『エール』で好演した中村蒼(29)も、年齢や見た目を含めた吉沢との並びを考えると“あり”かもしれません。誰になるにしろ、新たな五代友厚像を創り上げてくれそうで楽しみですね」(前同)

 春馬さんの熱演も相まって、再び注目が集まる「五代友厚」。再び混乱下にある現代、我々は彼のような“真のリーダー”の登場を待ちわびているのかもしれない。

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