三浦春馬さん、竹内結子さんも出演へ!!3月撮影『コンフィ3』は「2人に捧げる…」
「三浦春馬さん、竹内結子さんの急逝で全面書き直しになっていた、『コンフィデンスマンJP 英雄編』の台本が、まだ準備稿の段階とはいえ、ようやく上がってきたそうです。これでなんとか撮影に間に合うそうですよ」(映画関係者)
2020年8月に製作が発表されていた映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』。同シリーズは、主演を長澤まさみ(33)が務め、東出昌大(32)と小日向文世(66)がメインキャストで出演。脚本は、ドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)や、嵐の松本潤(37)主演の2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』も担当することが明らかになった、古沢良太氏が担当している。
『コンフィデンスマンJP』は、2018年4月期にフジテレビの月9枠でドラマが放送され、その後、2019年に映画『ロマンス編』が公開され、興行収入29.7億円のヒット。昨年7月に封切られた映画2作目の『プリンセス編』は、コロナ禍にありながら38.4億円と大ヒットを記録していた。
「3作目のストーリーは、三浦さん演じる天才恋愛詐欺師のジェシー、長澤さん演じる主人公・ダー子が憧れる、竹内さんが演じる詐欺師のスタアが軸になる予定でした。20年の7月に三浦さん、9月に竹内さんが相次いで亡くなったことで、当初のストーリーは、すべて白紙に戻されたといいます」(前同)
■撮影目前、滑り込みで完成したシナリオ
急遽、全面書き直しとなった台本。しかし、遅れは許されなかったという。
「『英雄編』は2022年の公開が決まっていて、クランクインは今年3月中旬、撮影は4月まで行われる予定です。ただ、主演の長澤さんをはじめ、キャスト陣は超多忙な人たちばかり。撮影スケジュールの変更は不可能で、必ずそこで撮影できるように、変更になった台本の上がりを皆、待っていたんです。仮段階でも台本がないと、どこで撮影するのか、セットをどうするのかなど、撮影の準備もできませんからね。
ただ、物語のメインにに据える予定だったという三浦さん、竹内さんが亡くなってしまい、構想がすべて流れてしまったわけですから、書き直しは相当、大変だったのは間違いないでしょう。それが、ここにきてようやく、準備稿ながら上がってきたということですね」(前出の映画関係者)
台本の全面書き直し――しかし、三浦さんと竹内さんが作品から消えることはないという。
「映画1作目の『ロマンス編』で、ダー子といろいろあった、と匂わせていた三浦さんのジェシー、そして竹内さんのスタアの過去にまつわるストーリーを予定していたと噂されています。しかし、新しいシーンは撮れない。それで大幅な路線変更となったのですが、新たな内容でも、2人は何らかの形で出演するといいます」(前同)
■2人に捧げる最高の最終作
前出の映画関係者は続ける。
「現在、言われているのは、回想シーンで、三浦さんと竹内さんが登場するのでは、ということ。当然、新たなシーンはもう撮れないので、過去の映像を使用し、つないでいく。ただ、もしかしたら前2作でカットされたシーンがあれば、そうしたものも使うのかもしれませんね。
三浦さん、竹内さんをメインに据えようという方針は、2人の活躍度が高かった映画1作目『ロマンス編』のほうが、2作目の『プリンス編』より評価が高かったことも関係しているといいます。新たな撮影は不可能でも、存在感のある役者だった、三浦さん、竹内さんをできるだけ物語の中心に持ってくる、3作目の『英雄編』はそういう構成になっているのかもしれませんね」
『コンフィデンスマンJP』は、3作目の『英雄編』でシリーズが完結する。それは、三浦さんと竹内さんが亡くなる以前から決まっていたことだという。
「三浦さん、竹内さんのことは関係なく、ストーリー面で3作目まで、ということだったようですね。
最終作、そして三浦さんと竹内さんのためにもいい作品に、とスタッフはみんな気合いが入っているといいますが、コロナで撮影が今までのようにはできない……。『ロマンス編』は香港、『プリンセス編』ではマレーシア・ランカウイ島と、海外でのロケも映画の魅力になっていましたが、今回はそれが難しい。当初はハワイでの撮影が計画されていたようですが、現実的には不可能なので、撮影は日本で行い、そこに海外の背景をCGで重ねる編集が検討されているそうです。
撮影に大きな制約はあるものの、製作スタッフ、出演陣は『コンフィデンスマンJP』シリーズに多大な貢献をしてくれた、“三浦さんと竹内さんに捧げる作品にしよう”との強い思いで団結しているそうです。2人のためにも最高の作品を作り上げてくれるのではないでしょうか」(前同)
天国の三浦さんと竹内さんにも、喜んでもらえる作品になることだろうーー。