古代日本の大決戦!なぜ白村江が「はくすきのえ」と呼ばれていたのか、諸説を紹介 (3/3ページ)

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日本語)」

どの説も「はく(白)」は漢語(朝鮮語の可能性も)、「のえ(江)」は日本語ですが、「すき」は朝鮮語だったり日本語だったり、あるいは漢語(す)+日本語(き)の組み合わせだったり、さまざまな可能性が興味深いですね。

こうした解釈に諸説ある曖昧さを嫌って「すべて音読みなら文句なかろう」とばかりにオール音読みにしてしまう合理性も解らなくはありませんが、先人たちが呼び習わしてきた名前の味わいを、次世代にも伝えていきたいものです。

※参考文献:
鈴木治『白村江 古代日本の敗戦と薬師寺の謎』学生社、1999年1月
中村修也『天智朝とアジア 唐の支配から律令国家へ』NHK出版、2015年10月
平凡社『改訂新版 世界大百科事典』平凡社、2007年9月

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